谷板金工事のカバー工事では谷まわりの瓦を捲り葺き土を撤去します。
葺き土を撤去しますので再度瓦の調整が必要になってきます。
下地からやり直す必要が出てきました。

瓦を取り除き葺き土を撤去後、谷板金を差し込む部分をキレイにします。

既存谷板金の上から加工した谷板金をカバーします。
カバー後、瓦を復旧させる為、下地を造っていきます。

本来はここは漆喰が詰められ、谷樋より内側は葺き土が瓦のズレなど無くす、高さを合わせるなどの役割ですが、最近では下地になんばんを使用することがあります。

谷樋にはなんばんを惜しみなく使用します。

ここは漆喰の詰め直し工事も合わせて施工したので、板金職人が谷を造り、屋根職人がなんばんを詰め谷樋の下地を造りました。
なんばんを大量に使用し瓦を置き接着させ、谷板金との取り合いができました。

漆喰の詰め直し工事はまず既存漆喰の撤去です。

白く見えているのが漆喰です。あとは土です。

ただ漆喰を撤去すれば良いという訳にはいきません。

新しく漆喰を詰める上で必ず中にある土の調整が必要です。
多くても少なくてもいけません。

漆喰を撤去後、中の土を平らにして調整しました。
ここから新しく漆喰を詰める工程です。

漆喰を詰める作業は職人の腕によって仕上がりが変わります。
「丁寧で仕上がりがキレイに」と仕上がりにこだわる職人がベストですね。

面戸の漆喰の詰め直し工事が完了しました。

仕上がりは完璧です！

鬼まわりの漆喰です。

大変キレイですね。
漆喰の詰め直し工事の見本です。

壁の取り合い部分の漆喰です。

下屋根になりますので地上からよく見える部分です。
キレイに仕上がって施主様は大喜びされていました。