鈴鹿市にて「屋根の端がなんだか剥がれていて、見栄えが悪いからどうにかしたい！」とお客様からご相談を受けました。実際にお伺いして点検してみると屋根の「破風」の表面の塗装が劣化して剥がれてしまっている状態でした。

傷んだ破風を塗装でメンテナンス！

　そもそも「破風」ってどこのこと？と疑問をお持ちの方が多いことでしょう。「破風」とは屋根の妻側の端の部分のことで、「屋根の突き出した側面部分で雨樋がついていない方」と覚えていただくとわかりやすいかもしれませんね。一方、雨樋がついている方は「鼻隠し」といい合わせて覚えておくと良いでしょう。

　破風の役割は、読んで字の如く屋根に吹き込む風を受け止めることで、横や下からの雨風が屋根に侵入するのを防いでいるんです。しかし、それだけに雨風の影響を受けやすく負担も大きい箇所で、破風が傷んでしまうと雨漏りの原因になってしまうこともあるんです。なので、塗装によるメンテナンスで表面を保護してあげる必要があるんです。
　今回伺ったお住まいでは傷みが軽度でしたので、ケレン作業で古い塗膜を剥がしてから新しい塗膜を塗ることでOKです！傷みが進行して木材が腐食してしまうと、破風板ごと交換しなくてはいけなくなってしまうので定期的なメンテナンスが肝心なんです！

併せて雨樋も塗装していきます！

　破風の塗装工事には足場の設置が必要です。しかし、この足場は設置するだけで費用が大きくかかってしまいます。高い費用がかかってしまうなら将来的に必要になる他の工事もまとめてやってしまった方がお得ですよね？ということで今回は雨樋の塗装工事もまとめて行わせていただきました。雨樋に塗装なんて必要なの？と思われるかもしれませんが、これも快適なお住まいのためには大切なことなんです。

　多くのお住まいで使用されている雨樋は塩ビや合成樹脂でできています。塩ビには柔軟性を持たせる為に可塑剤が含まれていて、その可塑剤が太陽光や雨水によって染み出してしまうことで雨樋は破損してしまうんです。雨樋が破損してしまえば、雨水が溢れ出したり、適切に排水されなくなってしまい、雨漏りの原因になってしまいます。こうした事態も塗装で保護することで防げるんです！
　今回は歪みや破損は見られなかったので、塗装と併せて繋ぎ目のシーリングも確認して塗膜で保護しました。

屋根塗装や外壁塗装の際には、破風や雨樋の工事もご相談ください！

　先ほども申し上げましたが、破風や雨樋など、高所での作業では足場の設置が必須となってしまいます。足場代はどうしても高くついてしまうので、今回のケースのように別の工事も併せて行うことをお勧めしています。もちろん屋根塗装、外壁塗装と併せて行うこともできますので、破風や雨樋に限らず、少しでも気になる箇所がある場合はお気軽にご相談ください！