ホーム > 天井から雨漏りで瓦屋根の棟瓦取り直しを施工四日市市にて
天井から雨漏りで瓦屋根の棟瓦取り直しを施工四日市市にて
四日市市 屋根材(瓦)
【工事のきっかけ】
天井からポツンポツンと雨漏りがしてきた為、原因は、漆喰の劣化で瓦屋根の棟瓦も落ち込みやズレが生じていたので、棟瓦取り直しの工事をしました。
基本情報
- 施工内容:屋根材(瓦)
- 施工期間:1日
- 築年数:約50年
四日市市にお住まいの皆さまお疲れ様です。街の屋根やさん四日市店でございます。
天井から雨漏りで、
棟瓦取り直しを施工頂いた四日市のお客様の施工事例です。
棟瓦取り直し工事の施工手順を1から解説していきたいと思います。
うちの家も古いし瓦屋根が心配だわ‼?と思いの四日市のみな様、この解説を読んで
四日市市の皆さま方の不安や悩みを少しでも解決して頂けたら嬉しいです。
街の屋根やさん四日市店では、お客様のご都合に合わせた
提案をしていきますので
お気軽にお問合せ下さいね(o^―^o)ニコ
瓦屋根の棟瓦部分の構造図になりますが、オレンジ色の点線部分が瓦屋根の棟と呼ばれる箇所になります。
棟瓦取り直し工事とは?
この棟部分を一度棟部分を全て解体してから、既存の棟瓦(冠瓦・のし瓦・鬼瓦)を積み直していきます。平瓦のずれ調整、漆喰の詰め直し工事もまとめて行うことができるので、築20年程度経過した瓦屋根のお家は棟瓦取り直しをオススメします。
ひと昔前は土の重量・吸水性・調湿効果に目を付け、瓦の下に土を敷き詰める【土葺き工法(湿式工法)】と呼ばれる工法が主流でした。時代と共に屋根の軽量化が見直され現在の新築ではほぼ見なくなりました。
こちらのお宅の棟瓦のズレになります。赤線部分が落ち込んだり歪んでいるのがお分かりでしょうか?
この症状は、築20年程度経過すると地震や雨風の影響で冠瓦を固定している銅線が緩み棟がズレやすくなります。
こちらのお宅の現地調査のブログに詳しく書かれているのでご覧ください。👇 👇
四日市市垂坂にて瓦屋根大棟部分の漆喰剥がれによる雨漏れの現地調査
こちらのお宅の漆喰の劣化状況になりますが黒くカビが発生しているのが分かりますが、最大の原因は、漆喰の詰めすぎによる雨水の棟内部の浸入になります。
こちらの写真のようにのし瓦のつら部分まで漆喰が塗られている為雨水が、棟瓦(冠瓦)の表面に降り注いだ雨水が瓦の裾に流れて行き、裾の下端からポタポタと滴り落ちるはずの雨水は、引力と毛細管現象で棟内部に誘引されてしまいます。十分な隙間がなければ、既存の漆喰を撤去して塗り直しすべきなのです。
また安易に上塗りを勧める業者には十分注意して下さい。
積上げられたのし瓦の隙間と、のし瓦とのし瓦のつなぎ目部分にも白くコーキング留めして有ります。これはNGです。なぜならば瓦には隙間から侵入してきた雨水を外へ逃がすしくみになっている為、このようにコーキングで留めてしまっては雨水が外へぬけるぬけ道を塞いでしまっているためです。雨水は棟内部の葺き土へと浸入し放置してしまえば、雨漏りを引き起こしてしまうのです。
1.棟瓦取り直しの準備
2.銅線の取り外し
3.冠瓦の取り外し
4.葺き土の撤去
5.のし瓦と棟土の取り外し
6.鬼瓦の取り外し
7.水糸の設置
8.新しい棟土を葺きます
9.鬼瓦の設置
10.新しい漆喰塗り
11.のし瓦の設置(1段目)
12.銅線の設置
13.のし瓦の設置(2~4段目)
14.冠瓦の葺き土設置
15.冠瓦の設置
16.冠瓦のコーキング
17.鬼瓦の漆喰塗り
18.銅線取付け
19.棟瓦取り直しの完工
まずは、瓦屋根の上に材料や道具を積み上げる機械の設置を行います。ボタンを押すと台車が瓦屋根の上までワイヤーで引き上げてくれます。
黄色い丸の治具は、積み下ろした冠瓦やのし瓦の材料置き場を設置する止金具です。
屋根には、傾斜があるためこの準備は必要不可欠で、安全に作業を行う事が出来ます。
先ほどの止金具に板を設置して材料置き場の完成です。
冠瓦の上に取り付けられている銅線を切断していきます。
真ん中にある太い針金はそのまま使用します。
次に冠瓦を取り外していきます。
取り外すと中には棟土が葺いてあります。ですがこの量の棟土は詰め過ぎています。
なぜなら…土葺きを盛りすぎると雨水が葺き土に浸透しやすくなるからです。
こちらが冠瓦を撤去した状況になりますが、
棟土がところどころ色が変わっているのがお分かりになるでしょうか?
濃い色の棟土が雨水が浸透している葺き土になります。
素手で触ると粉こなに粒上になり水分を含んでいました!
のし瓦はこちらのお家では、4段積まれたいたので、4段分の土葺きとのし瓦を取り除いていきます。
棟瓦取り直しの準備段階で設置した材料置き場に落下しない様に置いていきます。
棟の端部に取付けられている鬼瓦を撤去していきます。
銅線や針金で固定されているため、銅線を取れば取り外せます。
棟瓦取り直しで、上部から銅線・冠瓦・のし瓦4段・棟土の撤去が完了しました。
白色の糸がお見えになるでしょうか、この水糸は棟の仕上がりに重要になります。
この水糸を頼りに棟がきれいな直線上になる様にのし瓦を積んでいきます。
棟瓦取り直しの準備で設置した、積上げ機で、棟土を運び土葺きを奇麗に整えていきます。
土を葺く際に使用する専用の道具の紹介です。
これは、スルメ鏝と呼ばれる瓦職人のコテです。
通常の大きさは、これよりも大きく瓦職人の使いやすい用に小さく加工が加わっています。瓦職人のオリジナルは流石ですね。
鬼瓦に新しい銅線をつけて鬼瓦を設置します。鬼瓦はこの銅線で固定されているためしっかりと取り付けていきます。
棟土を葺いた後スルメ鏝で奇麗に整えてから新しい漆喰を塗っていきます。
先頭でお伝えした漆喰の塗り加減です。のし瓦の奥に漆喰の面が有るのが重要です。
この位置に漆喰があれば雨水が棟の内部に侵入する事はありません。
漆喰を塗った後、のし瓦を水糸に合わせて設置していきます。
ここが瓦職人の腕の見せ所になるところです。美しく仕上げる技です。
1段目ののし瓦が設置完了したら上から葺き土をもりきれいに整えたら、新しく銅線を冠瓦一個一個に取付けように設置していきます。
銅線を設置したら、2段目を積むための土を葺き、2段目ののし瓦を設置します。
この時も同様水糸を設置してきれいにのし瓦を並べていきます。
3段目のし瓦設置完了し、土葺きをして4段目ののし瓦を設置していきます。4段目に積上げるのし瓦は幅が広いのし瓦を設置します。それは、雨水の浸入をさせにくいように様にするためです。
冠瓦を設置するための棟土を葺いて行きます。冠瓦の登頂面があたる様に土を盛ります。
冠瓦の設置になります。冠瓦の登頂面が葺き土にあたっているのが分かります。
これは、冠瓦の隙間から侵入してくる雨水が少しでも棟土に触れるのを防ぐためなのです。
冠瓦と冠瓦の隙間をコーキングで留めていきます。既存の冠瓦を使用するため釘穴も雨水が浸入しない様にコーキングで留めていきます。瓦屋根のコーキングは留めてはいけない箇所と良い場所がありますので、瓦の専門業者に頼んで施工して下さい。
鬼瓦と冠瓦の隙間を漆喰で詰めていきます。雨水の浸入を防ぐためですが、ここは職人の腕の見せ所になります。
白い漆喰と瓦の調和のとれた美しい仕上がりする技術は凄いものです。
こちらは鬼瓦の反対側の棟の終端です。きれいな漆喰の仕上がりです。
冠瓦の一つ一つを銅線でしっかりと留めていきます。
この銅線は、月日と共に緩んだり劣化していくので、定期的な点検を行うと良いでしょう。
歪んでいた棟もきれいな直線上になりきれいな仕上がりになりました。
流石瓦職人さんの技術は凄いです。
漆喰の塗り面も、のし瓦の奥にありこれで雨水の浸入は無くなるでしょう。漆喰の白色と瓦の色がきれいなコントラストになりました。
瓦職人さんお疲れ様でした。
四日市市のみな様今回の棟瓦取り直しについての
詳しい解説はいかがでしたでしょうか!
最後まで読んで頂きありがとうございます。
瓦屋根をお持ちの四日市市のみな様方の不安や悩みが少しでも解決出来たら嬉しいです。
細かい施工手順をご紹介しましたが、疑問や質問も街の屋根やさん四日市店では、
お聞きしますのでお気軽にご連絡下さいね。
1級瓦技能士・
1級建築板金技能士・
1級塗装技能士が在籍してますので、
安心してお問合せ下さい。
お客様のご都合に合わせたご提案をさせて頂きますのでお気軽にお問合せ下さいね (^▽^)/
👇👇こちらにも瓦屋根の棟瓦取り直しの解説が詳しくせれている動画になりますのでどうぞご覧下さい👇
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane@takumi-home.biz
株式会社匠ホーム
〒512-0911
三重県四日市市生桑町339−4
三重県の加盟店一覧
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane-iganabari@aihome-ai.com
アイホーム株式会社
〒518-0441
三重県名張市夏見3153番3
共通の施工事例はこちら
記事がありません
表示する記事はありませんでした。
各種屋根工事メニュー
私たち『街の屋根やさん』は神奈川県を含む関東全域を施工エリアとする、お住まいの屋根の専門店です!
街の屋根やさんでは下記の工事を取り扱っております。工事内容の詳細は各工事ページでご確認下さい。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様の不安を解消できるように、お問い合わせから工事の完成までの流れをご紹介しています。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様から寄せられた屋根に関する疑問を、当店スタッフが親身に回答しています。
弊社で行った施工事例をご紹介しています。詳細な説明と写真でわかりやすくお伝えします。
弊社の会社概要になります。街の屋根やさんとはこんな会社です。