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岸和田市で袖瓦の固定や漆喰の詰め直し工事を行いました!
岸和田市 台風
【工事のきっかけ】
岸和田市で行った瓦屋根の修理の様子を施工事例でご紹介します。
「3年前の台風で屋根に被害がありそのままの状態なので修理してほしい」というご相談をいただき屋根修理工事に至ります。
足場を部分的に設置し、
剥がれた漆喰の詰め直しやズレた袖瓦の固定、割れた瓦の差し替えなどの工事を行いました
!
基本情報
- 施工費用:足場費用・・約25万円(税込)屋根修理費用・・約24万円(税込)
岸和田市にお住いの皆さまこんにちは!
今年は大きな台風が上陸することもなく、台風の季節が過ぎましたね。
ですが、台風じゃなくても強風や突風に見舞われることがあります。また、海外では竜巻が発生して甚大な被害を受けている地域がありますね・・。
自然災害での被害を最小限に抑えるためには、屋根の点検を行い、できる備えをすることです。
岸和田市にお住いのU様より「台風で被害があり屋根の修理ができていない」というご相談をいただき、屋根修理を行なったのでその様子を施工事例でご紹介させていただきます。
U様邸の屋根は土葺きで、
釉薬瓦(ゆうやくかわら)を葺いています。
釉薬瓦とは、瓦の表面を釉薬といううわぐすりで化粧した粘土瓦のことです。反対に、釉薬を使用していない瓦のことを無釉薬瓦(むゆうやくかわら)と言います。釉薬瓦は表面がガラス質の膜で覆われているので雨水が浸透しにくく、塗装によるメンテナンスが不要とされています。
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岸和田市にお住いのU様より屋根修理のご相談をいただき、現地調査にお伺いし、まずは大屋根(一番高い屋根
)の調査から始めました。
写真は「巴瓦・ともえかわら」部分です。
いまは下地の土が見えていますが、本来は半丸状の巴瓦という役物瓦が葺かれています。
巴瓦とは、棟の端・ケラバ(屋根の三角になった部分の
端
)
の頂部に葺く瓦のことで、ケラバの瓦を固定して屋根面同士の取り合いから雨水が入るのを防ぐ役割があります。
巴瓦の下は軒裏(のきうら・外壁よりも突き出た屋根の裏面
)
なので、雨水が入っても部屋内に雨漏りする可能性は低いですが、屋根の下地に雨水が廻るとや傷めてしまいますし、土が流れて
ケラバに葺く袖瓦(そでかわら)の固定力が低下してズレやすくなってしまいます!
大屋根、下屋ともに全体的に袖瓦がズレていました。
袖瓦とは、屋根の袖部分(ケラバ
)
に葺く瓦のことです。
屋根の一番端にあるので普段から風や揺れの影響を受けやすい箇所です。
U様邸の袖瓦は1枚1枚銅線で固定されていたので、台風の強風で落下することは無かったのですが、全体的にズレている状態です!
今後の強風や地震で袖瓦がズレたり落下しないように、今回の工事で瓦用のビスでしっかりと固定することになりました。
台風時の強風、更に経年で鬼瓦の取り合いなどの漆喰も剥がれていました。
漆喰は瓦を固定したり繋げたり、隙間を埋める役割があります。
漆喰は外気の影響で剥がれてきますので、屋根を健全に保ち、雨漏りさせないために定期的なメンテナンスが必要です。
漆喰が剥がれてくると、隙間から雨水が浸入して雨漏りしたり瓦が動いてしまいます!
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棟の漆喰も一部剥がれていました!
漆喰は劣化するとポロポロと剥がれてきますが、台風時の雨風を直接受けても剥がれてしまうことがあります。
U様邸では鬼瓦の取り合いと裏鬼、棟の漆喰を詰め直す工事を行うことになりました。
まずは漆喰の詰め直しについてご紹介します。
漆喰は上から詰めることもできますが、劣化した漆喰が下に残っている状態で漆喰を詰めると、
下に控えている漆喰と一緒に
剥がれてくる可能性があります。漆喰を上塗りすると見た目はきれいに仕上がりますが、
耐久性のことを考えると古い漆喰を取り除いてから新しい漆喰を詰めることをお勧めします。
U様邸で行う漆喰工事は、既存の漆喰をきちんと剥がしてから新しい漆喰を詰める内容になります。
既存の漆喰を撤去してから新しい漆喰を詰めていきます。
鬼瓦の取り合いは、雨水が漆喰に直接あたるので、厚身を持たせるように塗って仕上げていきます。漆喰に厚みがないと、雨水が浸透しやすくなってしまうからです。防水性を向上させるためにも数回に分けて漆喰を塗り重ねました!
右の写真漆喰に詰め直しが完了した様子です。
このように漆喰を美しく仕上げるには豊富な経験と技術が必要です。
街の屋根やさん岸和田店は熟練の屋根職人が作業しますので安心してお任せくださいね。
【街の屋根やさん岸和田店の方な経験と信頼の実績!】
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施工事例をご覧ください!
裏鬼(うらおに)部分にも漆喰を詰めました。
裏鬼は、棟の鬼瓦が葺かれている反対の端の箇所です。
この部分は段差があったり形状が複雑なので雨水が入らないようにきちんと雨仕舞(あまじまい)しないといけません。漆喰は塗装により施工できるので、複雑な形状でも隙間を埋めることができます。
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棟の漆喰も剥がれてきていたので、古い漆喰を取り除いてから詰め直しました!
棟の漆喰工事で気をつけないといけないのが「漆喰の
詰めすぎ」です。
漆喰が手前に出過ぎていると、雨水が直接あたってかえって雨漏りすることがあるのです!雨漏りのリスクを少なくするためには、
漆喰の上の四角いのし瓦よりも3㎝ほど奥に控えて詰めないといけません。
このことから、既存の漆喰を剥がさずに漆喰を上塗りすると、漆喰が手前に出てきてしまうので、漆喰を剥がしてから詰めることをお勧めします!
続いて袖瓦のズレの修正と固定工事についてご紹介します。
U様邸は巴瓦が飛ばされたことで雨水が瓦の内部に浸入し、ケラバの
下地の葺き土が流れていました!
左の写真は袖瓦をめくった時の様子です。
本来は、葺き土が敷き詰められていますが、雨水が瓦の内側に浸入したことで雨水と一緒に流れてしまっています。
これでは瓦の間に隙間ができてズレやすくなってしまいます!
この部分の袖瓦は下から上までめくってから葺き土を足して、きちんと復旧させていただきます。
新しい葺き土を準備して、土が流れていたり痩せている箇所に足して袖瓦を葺いていきます。
この部分は軒先の袖瓦が落下していたので新しい瓦をご用意しました。
葺き土の量が多すぎると既存の瓦との取り合いに段差が生じて波打つことがあるので、上に葺く瓦や周囲の瓦とのバランスを調整しながら作業しました。
既存の土を削ったり、新しい土を足して瓦との間に隙間が大きくあかないように葺かないといけません。
U様邸は台風で大屋根・下屋の袖瓦が全体的にズレてしまったので、ビスで固定するご提案をさせていただきました。
今後の台風でまた同じ被害を受けないようにより良いご提案をさせていただいております。
袖瓦にはもともと銅線を通すための穴があいていましたが、その位置には下地がありません。そのため、下地がある位置に新たに瓦に穴を開けました。
電動工具を使って瓦に穴を開けてから下にある木下地に向かってビス留めしていきます。
軒先から順番に袖瓦を葺き上げていき、ビスで固定してからビス頭にシーリングを充填して防水しました。
また、瓦との取り合いにもシーリングを充填してしっかりと固定したので、以前よりもズレにくく、耐久性が向上しました。
シーリングとは水回りや雨漏り修理、屋根修理などで使用される充填剤のことです。
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瓦を固定したビスにはパッキンが付いていますが、経年でパッキンが痩せてくると防水性が低下してしまいます。パッキンに弾力があるとビスと瓦との隙間を埋めてくれるので、ビス頭から雨水が入りにくくなりますが長い目で見て防水性を向上させるためにシーリングを併用しました。
屋根の瓦が割れたりズレたり飛ばされることがあると雨漏りの原因になることがあります。
「雨漏りしていないから」と放置し続けると、後の修繕費用がかさむ可能性もあるため異変を感じたら早めに街の屋根やさん岸和田店にご相談ください。
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