奈良市で雨漏りでお困りの方の住宅で現場調査をしました。
更新日：2022年5月10日
吹き降りの日に窓の上から雨漏りするようですが、雨染みなどは見当たりませんでした。
住宅が平家という事もあり、比較的早期の発見だと言えるでしょう。
築は30年程だと仰られておりました。
トタン製の屋根は錆びると穴があいたり、メンテナンスを怠ると雨漏りしやすい屋根だと言えます。
穴がないか極端に劣化している部分がないかを確認して行きます。
熱風は結露(けつろ)などを発生させますので、他の部分より湿気の影響で錆びるのが早かったと言えるでしょう。
穴があいていないかを確認しましたが、穴は見当たりませんでした。
笠木(かさぎ)と呼ばれる部分の様子です。
中に角材が入っておりますが、角材が腐食している為、釘が抜けておりました。
所々、コーキングと呼ばれるゴム状の白い材料で釘部分などの処理が施されておりましたが、コーキング劣化し密着しておりませんでした。
雨漏り部分の間反対に位置する換気フードですが、廻りに隙間が空いており、雨水の侵入を許す可能性が考えられました。
隙間を埋める施工が必要になりそうです。
建物の構造によってはひび割れ部分から直接雨漏りを引き起こす可能性もあります。
施工の際はひび割れ部分を弾力性のある材料ですべて処理させて頂きます。
現場調査した専門家内での会話では、テントの付け根からの侵入の可能性が最も高く大量の雨水が侵入している可能性があると言っております。
テントは外壁に穴をあけて取り付けますので、その穴の処理を見直す必要があります。
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