FRP防水について少し❢❕
屋根や外壁やベランダから雨漏りし始め、塗装業者や防水工事業者に依頼を検討していると様々な工法について気になる方もいるのではないでしょうか❓❓❓
防水工事業者が防水工事を施す時は、状況や施工箇所によって違いますがシート防水やアスファルト防水など、様々な工法を選びながら防水をします。
そして防水工事業者の中には、FRPと呼ばれる工事を提案してくることもあります❕
そこでFRPの施工についてメリットやデメリットについて説明しますね❕
FRP防水工事の流れとしまして
FRP防水工事は、液体の不飽和ポリエステル樹脂と呼ばれる樹脂と、ガラスを含ませた繊維強化プラスチックを組み合わせた塗膜防水となっています❕❕❕
新築に施工する場合の工事の流れについて説明します‼。
1・下地の洗浄をした後
2・下地にプライマー(接着剤の役割)を塗布します。
3・ポリエステル樹脂の塗布とガラスマットの貼り付けをして行きます。
4・塗っている一方で直ぐに脱泡ローラーを用いてガラスマット内にある気泡を丁寧に脱泡していきます。
これで1plyと言います。状況に応じて下地の状況を見て決めていきます。
5・研磨機を用いてガラスマット表面を研磨
6・アセトンというシンナーで拭き取りをして、ポリエステル樹脂の硬化を早める
7・トップコートの塗布を行い完了
実際には細かい作業をしないといけませんが省きますね・・・
また、防水工事業者によっては、ポリエステル樹脂の塗布とガラスコートの貼り付け作業を、1度にしているケースもあります。
FRP防水工事の特徴で次はFRP防水工事の主な特徴について書いていきます。
FRP防水と他の塗膜防水との違いは、硬化速度が早い点です。FRP防水工事の場合は、全工程が完了してから、
1・2時間程で塗膜が形成され始めるため遅くとも1日で硬化します。おおよそ2時間ですね❕❕❕
夏場と冬場とでは違うのですが樹脂を選択できるので効果速度は調節出来ます❕
こうしたお客様が被る負荷を抑えられるのも、FRP防水工事の大きな特徴となります。
ここからはFRP防水工事のメリットを、いくつか書いていきますね❕
FRP防水工事は、防水性能以外にも優れた機能があるので、重宝されています。
*耐久性の高い材料
軽量で尚且つ耐久性の高い点でしょう。防水工事に採用されているので、耐久性も必要なことは当たり前ですが、
ガルバリウム鋼板の屋根と比較して1㎡辺り1㎏前後も軽量となっています。
また、軽量な素材というメリットがあるので、防水箇所を選ばないのも魅力的です。
*耐水性に優れている
耐水性に優れていることです。防水工事に採用されているので当たり前ですが、
船やプールなど常に水と触れる場所での実績も豊富ですので優れた防水機能を期待できます。
*耐荷重に優れている
優れた耐荷重性です。重歩行(自動車や極めて重量のある機器)にも耐えられる強度ですので、駐車場の床に用いられています。
ですので、人やちょっとした物程度では、破損することは滅多にありませんが劣化状況にもよりますので・・・
FRP防水工事のデメリット
デメリットは、特殊なプラスチックを使用するため、基本的にどこの防水工事業者でも費用が高いでしょう。
新築時は1㎡辺り6,000円〜8,000円といった費用相場で、安いものの他の工法と比較して1000円〜2000円程度高い傾向です。
デメリットは、FRPに柔軟性が少ないところです。耐久性や耐荷重性が高い反面、伸縮性はほとんどありません。
そのため、地震や熱などによって下地が変形した場合、防水層が割れやすいのも事実です❕
3つ目は紫外線に対して弱いです。FRPは紫外線に対して耐久性が低く、劣化しやすい性質を持っています。
しかし樹脂だけでトップコートを塗布するので紫外線保護に対応していますので、耐用年数は10年くらいあります。
この場合もトップコートも硬いので割れやすくなっています!一年を通して暑さや寒さと言って熱膨張を繰り返すので
表面のトップが割れる場合もあります!