まずは、昨日塗装できなかった部分から作業再開です。
今回のお住まいは門柱も外壁と同じ素材の仕上げだったため、外壁と同様にアレスダイナミックフィラーを使用して下塗りを行っていきます。

アレスダイナミックフィラーは、外壁の細かなヒビ（ヘアークラック）を埋める効果や、上塗り塗料の密着を良くする性能を持つ下塗り材です。
仕上がりの良さや耐久性を左右する重要な工程なので、丁寧に均一に塗り込んでいきます。

今回使用する上塗り材は アレスダイナミックトップ（2液型シリコン） です。
一般的なシリコン塗料はワンランク下の1液型が多く、「缶を開けてすぐ塗れる」という手軽さがあります。

しかし、アレスダイナミックトップは主剤と硬化剤を混ぜて使用する2液型塗料で、ひと手間必要な分、次のメリットがあります：

• 通常のシリコン塗料より 耐久年数が約5年前後アップ

• 耐候性・密着性が高く、長く美観を保ちやすい

• 結果的に 長期的なコストパフォーマンスが良い

「少し良い塗料で長持ちさせたい」というお客様におすすめの塗料です。

外壁の下塗りがすべて完了しました。
今回の外壁は“左官仕上げ”で、表面に凹凸があり塗料を吸い込みやすい特徴があります。

吸い込みが多いと追加で下塗りが必要になることもありますが、
前回の塗装がしっかりしていたおかげで、吸い込みは通常の範囲で収まりました。

乾燥後、次は中塗り作業に入る準備を進めていきます。

今回は**ケイカル板（ケイ酸カルシウム板）**が下地になっているため、
ケイカル板専用の塗料を使用し、吸い込みムラの出ないよう丁寧に仕上げていきます。