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西宮市 瓦屋根修理前の現地調査!瓦がズレる原因とは?
更新日:2021年12月13日
※2021年12月13日更新
こんにちは!街の屋根やさん神戸店です。
西宮市にお住まいの方から「屋根の瓦がズレてきている」とお問い合わせいただきました。
雨漏りなどもなく、一見綺麗な外観のお住まいで屋根の瓦がズレてくる原因とは?
今回の現場ブログでは、瓦屋根の無料点検で屋根の現状を隅々まで調査してまいりました様子を写真とともにご紹介させていただきます。
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こちらが、今回「屋根の
瓦がズレてきている
」とご相談のお問い合わせがあったお住まいです。雨漏りなどの被害はないようですが、屋根の劣化についてご不安になられ、お問い合わせいただきました。
早速梯子をかけ屋根に上がらせていただきました。
不具合があるところを実際に目で見て探します。
屋根の不具合を確認したくても、
お客様がこの高い屋根に登って見ることはなかなか難しく危険です。
そのため、実際に
お客様にも見て頂けるように弊社では調査時に
たくさん
写真や動画
を撮っていきます。
画像を見ながら劣化の状況を
ご説明をさせていただく方がお客様もより現状が分かりますし、安心に繋がると思っております。
お問い合わせのきっかけとなった屋根面端部分の袖瓦のズレです。
今すぐに落下しそうな状態ではないですが、全体的に本来の位置からズレてきています。
袖瓦の固定力は確実に弱まっている状態なので再固定し直す必要がありますが、まずは原因を突き止めなければ解決しません。
屋根に上がってみると、瓦がズレてくる不具合の原因
が分かってきました。上写真の青く見える金属部分は、「谷板金
」です。屋根の形状によっては、屋根面どうしの接続部分が谷状になる
なる箇所があります。谷状なので降雨時には雨水が集中して
流れてくるため、
この部分には雨水を雨樋に受け流すための道として板金が設置されます。
この谷
板金に、
サビや穴あきなどの劣化が見られます。
サビが赤く見え、谷板金全体の色も青く変色しています。この谷板金は銅製なのですが、このような変色は銅の酸化により発生します。銅はそもそも頑丈で半永久的にもつとも言われていますが、屋根の谷板金は日々紫外線に晒され雨水が集中して流れ込むということもあり、20~30年で劣化し
このように穴が開いてしまうことがあります。
雨水が流れる谷板金に開いた穴は、当然雨水の浸入口となり、瓦の下に浸透して屋根下地を濡らして腐食させる原因となります。屋根下地の腐食が進行すると、雨水がやがて屋根裏にまわり雨漏りを引き起こすことになるため、谷板金の交換を早めにおこなう必要があります。関連ページ
「屋根で最も雨漏りしやすい谷板金の修理方法 」はこちら
瓦屋根の頂上には、棟(むね)とよばれる屋根面どうしが山型に取り合う部分があります。
この棟部分は、消石灰に繊維質のスサや糊を練り込んだいわゆる「漆喰」を塗って隙間を埋め、雨水の浸入を防ぐように施工します。
機能面だけでなく、真っ白な漆喰は瓦とのコントラストが絶妙に美しく、瓦屋根独特の荘厳さを演出してくれますよね。
ただこの漆喰は、何十年何百年とほぼ機能劣化しない瓦とは違い、紫外線や雨風の影響を受けて経年劣化してきます。
劣化してくると、漆喰が本来の粘着性を失ってパサパサな状態になり、ポロポロと剥がれて隙間があいてしまいます。
「屋根は遠くからしか見ないし、多少漆喰が剥がれても気にならない」と思いがちですが、このように漆喰が剥がれた隙間は、雨水の通り道となり屋根内部へと雨水を浸透させてしまっているサインなのです。
瓦の下には屋根の下地材が敷いてあるので、すぐに雨漏りするということはほぼないため、焦る必要はありません。
ただ、そのまま放置すると、屋根裏に雨水が浸透して屋根裏やお住まいの躯体全体を腐食が進みます。
思わぬ大きな補修工事をしなくてすむように、屋根はどんな屋根材でも定期的なメンテンナンスが必要です。
瓦屋根の場合は特にこの漆喰のメンテナンスが肝心です。
築後は約15年ごとに定期的な補修をしておくことをオススメします。
劣化により剥がれ落ちた漆喰が谷板金にまで落ちてしまっていますね。鋭利な状態なので雨で流されゴロゴロっと下に落ちてしまうと危険です。
瓦屋根修理前の
無料調査をおこなった結果、瓦がズレてきている原因は谷板金と瓦屋根全体の漆喰の劣化によって屋根下地に雨水が浸透し、瓦の固定力が弱まったことでした。
調査時の写真とともに、今回ご依頼いただいた家主様に屋根の状態と瓦がズレる原因についてご報告させていただき、以下の修理ご提案をいたしました。
・棟部分を一旦解体して新しい漆喰で瓦を積み直す「棟取り直し工事」
・谷板金の交換工事
屋根瓦自体はとても綺麗な状態ですから、そのまま屋根材として再利用して頑丈に積み直す工事のご提案をさせていただきました。
街の屋根やさんでは、常にお客様のご希望とお住まいづくりのプランに合わせた最適なご提案をさせていただいております。
今回の瓦屋根修理前調査はこれにて終了です!
屋根の修理といっても、瓦やスレートなどの屋根材1枚の交換、コーキング、屋根材を取り替える葺き替え工事など屋根の状況とお客様のその後の居住プラン、ご予算によってさまざまな解決策があります。
「街の屋根やさん神戸店」では、修理前にお客様のご不安を解決し、ご納得いただく屋根修理・リフォームをするためにプロによる 無料調査を実施しております。
必要であったりご希望があれば、点検時にトラブルの原因箇所や劣化している部分の写真・動画撮影をおこない、お客様にお見せしながら親切・丁寧に解説し、メンテナンスがどの程度必要か、どんな解決方法があるかをご説明いたします。
また、すぐに修理とは考えていなくても、お住まいの劣化状況を知っておきたいというお客様にもキチンとお住まいの調査をさせていただき、大切なお住まいの健康チェックとしてご報告させていただきます。
ちょっと気になることなど、まずはお気軽にお電話・お問い合わせフォームからお問合せくださいね!
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