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神戸市垂水区で屋根工事!雨漏りを防ぐ瓦屋根の最新メンテナンスをレポート!
更新日:2024年4月24日
こんにちは!街の屋根やさん神戸店です。
今回は、神戸市垂水区にて瓦屋根のメンテナンスとして、瓦職人が築40年の屋根でも災害に負けない『防災棟工法』で屋根工事を行いました様子をお届けしたいと思います。
以前にも瓦のズレ補修などをさせていただきましたお客様で、今回『瓦屋根の棟(むね)が歪んでいるので直しておきたい』というお問い合わせをいただきました!
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そもそも屋根の棟(むね)とはどこの事かというと、屋根の最も高い所で二つの屋根面が接合している部分のことです。屋根の構造により呼び方は異なりますが、一番高い場所にある棟を大棟(おおむね)と呼び、軒先方面へ降りていく形状の棟は降棟(くだりむね)や隅棟(すみむね)などともよびます。
屋根を造る時には、屋根面の接合部分である棟に漆喰を詰め、瓦を積むことでを雨風が屋根内部に浸入するのを防ぎます。
雨風の影響を受けて劣化しやすいためメンテナンスが必要
ひと昔前は、瓦屋根の棟に複数段瓦を積み、その段数が高ければ「立派な屋根」とされていました。
しかし、棟を複数段積むために瓦どうしを接着している漆喰が経年劣化すると、瓦の固定力が落ちます。
劣化した漆喰が剥がれることにより隙間が出来、その隙間から雨水が入り込むことで棟の土台が崩れ、全体に歪みが出てきます。
瓦屋根のメンテナンスは、この漆喰の剥がれが軽度なうちに漆喰の詰め替え工事などをしておくと雨漏りを防止することが出来ます。
今回、こちらの棟は全体的に瓦がズレてきており、歪みも見られるため、一旦棟を解体して棟瓦を適正な位置に積み直す工事が必要な状態でした。
それではここから、雨漏りを防ぐための瓦屋根メンテナンスとして、棟の積み直し工事をおこなった現場を解説していきたいと思います!
まず初めに、これからおこなう屋根工事の作業のために必要な足場を作ります。この足場は、解体した棟の瓦や、内部の葺き土を除去した際の廃材一時置き場にもなります。
次に、棟瓦を1枚ずつ手早く剥がし解体します。棟瓦を撤去すると、このように下地として仕込まれていた粘土質の土、葺き土が出てきます。ひと昔前の瓦屋根工法では、この葺き土に瓦を乗せ、葺き土の粘着力を利用して棟を造っていました。
しかし、葺き土が劣化すると瓦の固定力が弱まり、崩れやすくなるため、耐震性の低さから現在ではほとんど採用されていない工法です。
現代の瓦屋根工法では葺き土を使用せず、まず屋根下地面に防災金具を固定します。
防災金具を設置した後に水糸を張り、これから造る棟の高さに調整しながらまっすぐ防災棟金具を設置していきます。
今回のように築40年の屋根となると、瓦と葺き土の重さで屋根下地面に反りが生じていることがあるため、そうした歪みを調整する役割もあります(*^^*)
次に、両サイドの屋根面と新しく施工する棟が接続する部分の形にカット調整した「おいあて」と呼ばれる瓦を漆喰で設置します。
おいあては、屋根が完成した時にはほとんど見えなくなる部分ではありますが、こうした部分を丁寧に正確に施工していくことが屋根の寿命を格段に長くさせ雨漏りを防ぐコツなんです(*^^*)
そして、防災金具に垂木とよばれる芯材を横からビス止めして固定します。
垂木は防災金具に、その防災金具は屋根下地面にしっかりとビス固定して棟の固定力を強固にし、震災や台風、豪雨にも負けない頑丈な棟にします。
次に固定した垂木のまわりになんばん漆喰を詰めていきます。
なんばん漆喰は、従来の漆喰に比べて水を通しにくく、雨漏りを防ぎます。
また高い耐久性があり、劣化しにくく、長持ちします。
通気性を保ち、屋根内部の結露を抑制してくれる効果もあるんですよ(^-^)
棟は雨水の浸入口となる可能性が高いため、コテなどを使い丁漆喰の表面を調整しながら決して詰めすぎない適切な量を詰めていきます。
いよいよ仕上げです!
冠瓦とよばれる半円型の瓦をビス止めしていきます。
耐震性が重要視されるようになった現代では、屋根を軽くするためにこれまで使用されていた長方形ののし瓦は使用せず、冠瓦のみで棟を施工する工法が一般的となっています。
このような最新の防災工法は、他にも色んなメリットがあります(^^)/
- 軽量化: のし瓦を使用しないため、屋根全体を軽量化することができます。これにより、地震時の建物の揺れを抑え、倒壊リスクを低減することができます。
- シンプルなデザイン: のし瓦がないため、すっきりとしたシンプルなデザインになります。
- メンテナンス性: のし瓦がないため、メンテナンスが容易になります。
- コスト削減: のし瓦を使用しないため、材料費を抑えることができます。
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以上の工程により、突然の災害にも負けない頑丈な「防災棟」が完成しました!
内部に葺き土が仕込まれ、複数段瓦を積んでいた棟から、防災金具で固定した垂木を芯として冠瓦のみで造る防災棟に仕様変更し、頑丈で雨漏りも防ぐ棟となりました。
お客様にもお喜びいただき、私どもも嬉しく思いました(*^^*)
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数ある家のメンテナンスの中でも、普段目にすることのない屋根の劣化や不具合は特に気づきにくいですよね。
普段は見えなくても、屋根は1年中休まず建物全体を雨風・紫外線などの攻撃から守ってくれています。
頑丈な屋根材でもそれを固定している漆喰やビスはどうしても劣化するため、これを放置すると、災害で思わぬトラブルが起きたり、またお住まい全体の腐食、雨漏り、カビ問題といったトラブルに発展してしまいます。
屋根工事は傷んだ範囲が大きいほど大がかりになり、その分費用もかかります。
そのため、メンテナンスコストを抑えるには軽い補修で済む早めの処置が大切です。
有効なメンテナンスをするため、お住まいの状態をきちんと把握出来る機会としてみなさまにご好評いただいております。その後の工事を強要するようなことはありませんので、お住まいの健康診断としてお気軽にご利用してみてくださいね(*^^*)
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