伊丹市で評判の雨漏り修理なら！瓦屋根から雨漏りする原因とは？
更新日：2022年10月6日
相当量の雨水が天井裏まで回ってきています。
雨染みの形状を見たところ、屋根の頂上付近からの雨水が落ちてきていると想定いたしました。
屋根にのぼってみましょう！
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青くツヤがかった釉薬瓦屋根で、ひどい雨漏りが起きているようには思えないですね。
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屋根頂上の瓦を見てみたところ、割れている瓦が多数ありました。
この瓦の割れ方は、凍て割れ(いてわれ)といって、急に気温が下がった時に、瓦内部に浸入していた雨水などのわずかな水分が凍結することで起きる現象です。
気温差によって、わずかな水分の体積が膨張することで発生する現象です。
北海道や東北地方など、寒い地域ではよく起きる現象ですが、兵庫県でも立地条件によってこのような凍て割れは起こりえます。
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その原因は、瓦自体よりも漆喰の劣化であることケースが非常に多いです。
何十年何百年と続くお寺や神社の瓦屋根も、漆喰のメンテナンスは欠かせません。
瓦を接着し、上写真のように屋根頂上部分と屋根面の隙間を埋めてくれている漆喰ですが、実は15～２０年ほどで劣化症状があらわれます。
たとえばこちらの漆喰は、劣化により本来の粘りが失われ、ヒビ割れが目立っています。
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漆喰は、瓦ほどの耐久力はありません。
そのため、降ってきた雨水が直接当たるほど漆喰を盛り上げてしまうと、余計に水が当たって劣化を早めてしまうのです。
こちらの瓦屋根は、全体的に漆喰を盛る量が多いため、漆喰が過度に劣化し、このように全体的な剥がれが起きているものと思われます。
ある程度築年数が経っている瓦屋根であれば、内部には『葺き土』という土が入っています。
土なので、濡れて乾いてを繰り返すことで劣化して痩せてくるため、少しずつ内部から崩れ、瓦がズレてさらに隙間が生まれることになり、また雨水が浸入するという悪循環が起こり、建物の躯体の腐食に繋がることもあります。
雨水の原因箇所
●瓦屋根の棟（頂上部分の瓦が積まれたところ）
①漆喰の詰めすぎ
②漆喰の全体的な経年劣化
③棟まわりの瓦の凍て割れ
葺き土が劣化して瓦がズレてくると、やがて全体が歪んでくるため、横から見るとうねって見えます。
歪みが生じた棟に漆喰をちょんちょんと補修したところで意味がありません。
土台の土が痩せて歪んだ棟は、瓦を剥がして積み直す必要があります。
雨漏りの解消方法としては、一度棟の瓦を剥がして解体し、正しい位置に積み直す「棟の積み直し工事」を提案させていただきました。
漆喰は、『なんばん漆喰』というシリコンや防水材が配合された高耐久漆喰を使用することで劣化を防ぐことが出来ます(*^^*)
棟の積み直し工事についてお話し、お見積りをお持ちする運びとなりました！
今回の雨漏り修理前調査は以上となります！
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