みなさまこんにちは！今回は和歌山市にお住まいのN様邸についてご紹介します。
和歌山市在住N様のご自宅は室内がとても暑いとのことだったので、
遮熱塗料のサーモアイを使用した屋根塗装と、遮熱効果のある『遮熱ポリカ』の張替えを行うことになりました。
今回は、工事を行う前の現場調査についてご紹介します！

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和歌山市在住N様邸　現場調査の様子

和歌山市在住Ｎ様邸には2箇所の波板がありました。
N様は現調前の電話で「糸入りの波板なんですけど・・・」とおっしゃっており、
どのような波板なんだろうと思い見させていただくと、塩ビ波板に糸のような線が入った波板でした。

この糸のような線の正体は「ガラス繊維」であり、塩ビメッシュ波板と呼ばれる波板です。

塩ビメッシュ波板は、塩化ビニルの波板にガラス繊維を格子状に入れており、普通の塩ビ波板よりも耐久性があります。ガラス繊維が入ることで、割れても破片が飛び散りにくい波板となっています。
しかし、耐久性があると言っても塩ビ波板に比べてで、ポリカ波板等と比べるとそこまで耐久性は強くないです。

塩ビメッシュ波板は塩化ビニルでできているので、紫外線や熱で劣化すると硬くなり割れやすくなります。
また変色もしており、茶色っぽい波板になっていました。
和歌山市在住N様邸は紫外線や熱が多く入ってきますので、遮熱効果のある『遮熱ポリカ』に張替えます。
遮熱ポリカは熱の元になる熱線を約50％カットすることができます。

続いては屋根の調査を行います！

和歌山市在住N様邸の※下屋は、スレートと銅板が葺かれていました。
銅板の屋根は色あせており、スレートの先にはコケや藻が生えていました。
スレートには防水の為に塗装させていますが、その塗膜が剥がれると表面がザラザラになり、
更に雨水や湿気を含みやすくなるので、コケや藻が発生しやすい環境を作ってしまうことがあります。
屋根塗装を行うとコケや藻を取り除いてから塗装を行っていきます。

※下屋とは1階付近の外壁から差し出して作られた屋根の事です。

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和歌山市在住N様邸はスレートの屋根なので、棟板金(むねばんきん)と呼ばれる板金が設置されています。
棟板金はスレートや金属屋根が葺かれた後、屋根材の取合いにできる隙間を覆うのに設置されています。
隙間を覆うことで、屋根内部に雨水が侵入するのを防ぐことができます。

しかし和歌山市在住N様邸の棟板金を調査すると、棟板金を固定している釘が抜けかかっていました。
他にも棟板金と棟板金の継ぎ目が割れて隙間ができていました。
このまま放置していると、釘穴の隙間や棟板金の継ぎ目から雨水が浸透し雨漏りを引き起こす原因になります。

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屋根調査を終え、下から建物を見上げると雨樋の塗装も剥がれていました。
雨樋とは、屋根に降った雨水を雨樋へ集めて、地上や下水に運ぶための装置です。
和歌山市在住N様邸の雨樋は、塩化ビニルの雨樋で紫外線の影響で劣化しやすく壊れやすい素材でした。
しかし、劣化を防ぐ為に雨樋はシリコン系の塗料等で塗装されているのですが、
その塗膜が剝がれていたので、雨樋の劣化を防ぐ為に雨樋塗装も提案させていただきました。

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