玉名郡南関町で塗装が劣化したセメント瓦屋根の防水紙が破れて雨漏り

更新日：2022年11月17日

こんにちは、街の屋根やさん熊本店です。
本日は玉名郡南関町にてセメント瓦屋根の雨漏り調査を行った様子をご紹介します。
セメント瓦は経年劣化が進行して防水性が下がっており、屋根防水の要である防水紙も破れていました。

熊本県内でも多くのお住まいに使用されている『セメント瓦』ですが、定期的に塗装メンテナンスを行ったとしても、３０年ほどで寿命を迎えてしまいます。
経年劣化したセメント瓦は防水性が低くなって雨漏りもしやすくなっている為、葺き替えなど屋根リフォームをご検討くださいね。

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玉名郡南関町でセメント瓦屋根の雨漏り調査

今回調査を行ったのはこちらの建物です。

建物詳細　木造２階建て小屋
築年数　　約５０年
屋根材　　セメント瓦
相談内容
小屋として使っている建物が雨漏りしている。
塗装が必要か見てほしい。

現在小屋として使用している建物が雨漏りしているという事です。
セメント瓦は定期的に塗装メンテナンスが必要な屋根材ですが、雨漏りは塗装だけで直る事はありません。
▶雨漏り修理・雨漏り改修工事は街の屋根やさんへ

まずは雨漏り箇所を見せていただきました。

室内の雨漏り状況

小屋の１階が天井から雨漏りしています。
雨の日はポタポタと雨水が落ちてくるほど雨水が入ってくるそうで、『中に置いている物が濡れてしまった』と大変お困りのご様子でした。

小屋や倉庫が雨漏りすると中に置いている資材や保管物が使えなくなる事もあり、雨漏りする前に防いでおきたいですよね。
当店では住宅だけでなく倉庫や事務所、工場などの屋根工事も承っておりますので、お気軽にご相談くださいね。
▶工場・倉庫の屋根工事について

屋根には落ち葉が溜まっていました

屋根に上ってみると、落ち葉がたくさん溜まっていました。

落ち葉が溜まると、屋根の水はけが悪くなり、雨水が滞留してしまいます。
滞留した雨水が屋根材を劣化させたり、雨漏りを引き起こすこともある為、屋根に溜まった落ち葉は定期的に清掃するのが望ましいのです。
とは言え、屋根の上は高さもあり、お客様ご自身でこまめに清掃するのは簡単ではありませんよね。
当店では屋根清掃も行っておりますので、お困りのお客様はぜひご相談くださいね。
屋根に溜まった落ち葉が原因で雨漏りした施工事例
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セメント瓦の塗膜が劣化している

セメント瓦の表面塗膜がほとんどなくなっていました。
素材が粘土の『いぶし瓦』や『釉薬瓦』は塗装メンテナンスを行う必要はありません。
しかし、セメント瓦は主原料のセメントに防水性がない為、定期的な塗装メンテナンスを行って防水性を保つ必要があるのです。
塗膜が劣化して防水性が下がると、水が染み込んで割れや雨漏りの原因なります。

こちらのセメント瓦も表面塗膜が剥がれて素材のセメントがむき出しになっている状態で、防水性がかなり下がっていた事が分かります。
セメント瓦の耐用年数の目安は約３０年ですので、既に寿命は過ぎていると言えます。
▶セメント瓦とモニエル瓦、塗り替えを必要とする瓦の最適なメンテナンス方法

防水紙が破れていました

雨漏りしているちょうど上あたりを確認します。

瓦を一部外してみると、瓦の下に敷いている『防水紙』が破れていました。
実は、建物の防水は屋根材ではなく防水紙が担っています。
もし屋根材に浮き・剥がれ・割れがあっても、防水紙が健康であればすぐに雨漏りが起きる事はありません。
しかし、防水の要である防水紙が破れてしまえば、雨漏りに直結してしまうのです。
セメント瓦自体の防水性が低くなって雨水が浸透し、防水紙も劣化しやすくなっていたと考えられます。

▶防水紙の重要性

瓦の浮きや漆喰の劣化

セメント瓦には浮きや漆喰の劣化も見られました。
漆喰には瓦同士の隙間を埋めて固定する役割がある為、漆喰の劣化は瓦のズレや剥がれの原因になります。
漆喰は瓦ほど寿命が長くない為、１０～１５年くらいで漆喰詰め直しや棟取り直しなどのメンテナンスを行う必要があります。

▶傷んだ漆喰の詰め直し、棟瓦の取り直しで瓦屋根を健全に保つ

木部も経年劣化しています

屋根の木部各所にも経年劣化が見られます。
屋根に隙間ができている為、こちらも雨漏りの一因になっていると考えられます。
木材は水分を吸収すると腐食する原因になる為、木部にも表面に塗装を行う必要があります。

現地調査が完了！部分的に葺き替え工事をご提案しました

玉名郡南関町でセメント瓦屋根の現地調査が完了しました。
セメント瓦は既に寿命を迎えており、防水紙も破れていた為、葺き替え工事が必要と考えられます。
屋根の一部は約１０年前くらいに葺き替えを行っていた為、今回は全面葺き替え工事ではなく、以前葺き替えなかった箇所の部分的な葺き替え工事をご提案しました。

ご提案内容
・一部葺き替え工事（三州瓦）
・下地補修
・防水紙重ね張り
・木部塗装

葺き替え工事は既存の瓦を撤去する為、防水紙の張り替えや下地の補修も同時に行う事ができます。
屋根工事の中では大規模なリフォームになりますが、その分長期的に維持する事ができる為、費用対効果の高い工事であると言えます。

今回は全体的に仕上がりを統一する為、三州瓦での葺き替えをご提案しましたが、瓦屋根をスレートや金属屋根に葺き替える事ももちろん可能です。
▶屋根葺き替えで不安を解消しませんか?

セメント瓦の補修・メンテナンスは街の屋根やさん熊本店にお任せください

実は『セメント瓦』は熊本発祥ってご存じでしたか？
全国的にはセメント瓦があまり使用される事がなくなった現在でも、熊本県内ではセメント瓦の屋根がまだまだたくさん見られます。
しかし、やはり年数が経っているセメント瓦がほとんどですので、雨漏りや瓦のズレ、劣化などのトラブルも多くご相談いただいております。

街の屋根やさん熊本店ではセメント瓦についてのご相談もたくさん承っておりますので、セメント瓦の補修やメンテナンスはぜひお問合せくださいね。
▶菊池市でセメント瓦を防災瓦に葺き替えた施工事例
▶【コラム】セメント瓦って？特徴や劣化症状に合わせたメンテナンス方法

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熊本県上益城郡益城町古閑88−8

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