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知立市にて雨漏りの原因となっていた瓦の積み直し工事を実施
更新日:2022年11月17日
知立市にて雨漏りの原因となっている
和型瓦の屋根特有の紐丸瓦の積み直し工事を実施
今回のお問い合わせ内容は・・・
「雨漏りがひどいので、どうにか屋根を補修してほしい」
との事でした。
瓦屋根はメンテナンスフリーとしてよく利用されています。
確かに屋根材自体はほとんどメンテナンスが必要ありませんが、
他の部分のメンテナンスを怠っていたり
間違った方法でメンテナンスをしてしまうと
雨漏りの原因になってしまう事もあります。
今回のケースは、
メンテナンスをやっておいた方がいい部分に
今まで何も手を加えていなかったためだと考えられます。
紐丸とはどういうものなのか。
なぜ必要なのかを写真とともに説明をしていきたいと思います。
紐丸とは・・・
この半丸の瓦の事をさしています。
紐丸瓦は、本来瓦の飛散を抑えるために使用されていたり
化粧用として用いられていることもあります。
中には棟と同じように土を積んで
この瓦を積んでいます。
止め方としては、番線を中の笠木に縛り
瓦と一緒に止める方法になります。
では、さっそく積み直し工事のスタートです。
瓦を一度外し、中の土を撤去するとこのようになります。
下の瓦と瓦にはこのような隙間があるため、紐丸の中に雨水が浸入してくると雨漏りの原因になります。
基本的には瓦に小さな山部分があるため、簡単には入りにくいし屋外に出てくる仕様になっています。
しかし、紐丸に積んだ土の表面に漆喰や硬いものを埋め込んでしまうと抜けきれず雨漏りになる可能性もあります。
空いた隙間部分にこのように積んでいきます。
この積んでいるものはナンバン漆喰というものを使用しており、
少し水分を含んでいますが、乾くとしっかりと防水性能を
発揮してくれます。
よくみるとこの積んであるナンバン漆喰の上に
番線が出ているのが見えるかと思います。
この番線は下の笠木(下地)に結ばれており、
紐丸自体の飛散も押さえてくれます。
最後に一度外した瓦を復旧して
工事完了となります。
紐丸だけでなく、棟瓦も同じように
積み直し工事を行う事が出来ます。
もし雨漏りにお困りやお悩みの方は
是非一度点検をさせて頂きまして雨漏り原因の究明をさせて頂きます。
もちろん点検・見積りはいつでも無料です!!!
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