緑区にて防災瓦から金属屋根への葺き替え工事を行います。
瓦が落ちてしまったことがきっかけで、今後同じような事が起こらないようあらゆる事象に強いガルバリウムの屋根へと葺き替えとなりました。

現場ブログはコチラ＞＞名古屋市緑区　防災瓦が落ちてきた

足場を建てたら、既存の瓦を全て撤去します。
防災瓦の場合、土が使っていない為撤去はスムーズにできます。
今回は屋根の勾配が急な事と、近隣への騒音に配慮し少しづつ進めていきます。

瓦を全て撤去しました。
この後は大工職人へと引き継ぎ構造用合板の貼り付けになります。

瓦の撤去後、次の作業に入るまではブルーシートで養生をしておきます。
この状態で次の工程へと引き継ぎとなります。

今回は大屋根と下屋根両方で２日間掛かりました。

後日、大工職人が入り下地工事をしていきます。

構造用合板を貼りこれを下地とします。
真っすぐな下地に防水シートと屋根材を敷くことにより仕上がりが美しくなります。
また、合板一枚があるだけでも断熱性が高くなります。
今回は屋根材にも断熱効果のあるものを使用したためより過ごしやすくなるでしょう。

防水シートは最高品質の物を使用。
所々重ね合わせながら施工していきます。
一枚だけでなく、水の流れが集中する場所などは重ね張りをすることにより雨漏りのリスクを最小限に抑えます。

防水シートを貼るとこのようになります。
このシートだけの状態でも野ざらしで10年以上効果が続くという優れものです。
その上から金属の屋根材を葺いていくことになる為、雨漏りのリスクは言うまでもありませんね。

いよいよ屋根材を葺いていきます。
軒先から始まり、谷、そして棟に向かって下から屋根材を重ね合わせ施工していきます。

この重ね合わさる構造で一枚一枚の板金がお互いをロックし、外れなくなるのです。
また、ビスで固定している部分は上から重ねた板金で完全に覆われるためビス穴から水が入りこむといったこともなくなります。

上まで貼るとこのような見た目へと変わります。
だんだんと完成に近づいてきました。

ガルバリウムは防食効果があり、通常の亜鉛メッキなどの金属とは違い錆が発生しにくいという特徴があります。
耐食性に優れ、雨もすぐに流れ落ちるため傷みにくいのです。

棟部分専用の板金を取り付け完成です。
屋根の形状が複雑でしたが横葺きの金属屋根が見事にマッチし美しい仕上がりになりました。

屋根が終わり、破風部分の板金巻きを行います。
通常は塗装で済ませる業者が殆どなのですが、当社では破風は板金によるカバーを行い、推奨しております。

屋根と同じく雨風と紫外線が直接当たる部分になる為、塗装では長い年月持たないからです。
数年経って破風だけボロボロになり、そこを直すために足場を掛ける、となると費用も掛かりますし、破風部分の為だけに足場を掛けるのももったいないです。

その為、こうして板金でカバーしておけばメンテナンスの必要もなく余計な工事が将来生まれなくなります。長期的に見た場合、細かい部分までしっかり施工する方がお得になるのです。

この破風板金の工事に関しては、私どもも絶大なる自信があり、工事費用だけで比べてしまう方だと施工する事も施工が必要な事も理解しにくいかも知れません。

壁際には専用の役物を使っています。
こういった所にも水を浸入させない仕組みがあります。

ボロボロになっていたケラバもガルバ板金により綺麗になりました。
コーキングもしっかりと行なったので水が入りこむ心配もなくなります。