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上伊那郡辰野町|割れが進んだスレート屋根を安心のガルバリウム鋼板へ葺き替え工事
更新日:2025年11月17日
🔍やさしい屋根点検レポート
辰野町でスレート屋根のメンテナンスをご検討中の方へ。
「うちの屋根も割れているけれど、修理方法は何が正解?」
そんなお悩みに寄り添うため、今回は“カバー工法ができなかったスレート屋根”の実例をご紹介します。
割れたスレートを残したまま工事を進めると、後々大きなリスクを生むことも。
この記事では、なぜ葺き替えが必要だったのか、そしてどんな工程で新しい屋根が仕上がっていくのかを、現場スタッフの視点でわかりやすくお伝えしていきます。
辰野町のお客様から「屋根がポロポロと落ち始めていて心配です」とお問い合わせをいただいたのが今回の工事のスタートでした。
築25年近くになるスレート屋根で、これまで一度も塗装メンテナンスをされていないとのこと。
スレートはセメントが主成分で吸水しやすく、塗膜が劣化すると雨水をぐんぐん吸い込んでしまいます。
特に辰野町は冬場の冷え込みが厳しく、吸い込んだ水が凍ることで爆裂(凍害)が起きやすい地域。
この爆裂が進むと、表面だけでなく内部からもスレートが割れてしまい、カバー工法で上から新しい屋根材を固定するのが難しくなります。
安全性と長期的な安心を優先し、今回の現場ではスレートを撤去したうえでの葺き替え工事をご提案しました。
築25年、塗装メンテナンスなしで過ごしてきたスレート屋根は、表面の割れがかなり進行していました。
スレートは塗装で防水性を保つ屋根材のため、塗膜が切れると雨水が内部へ吸い込まれ、冬の凍結で破壊される「爆裂」を引き起こします。
今回もまさにその症状で、手で触れると欠片がポロポロと落ちてくるほど脆くなっていました。
この状態のままカバー工法を行うと、
新しい金属屋根をビスで固定できない・旧スレートが落下する可能性がある など重大なリスクが発生します。
屋根の構造上、上から屋根材を重ねるためには一定の強度が必須。
経年劣化がここまで進んでいる場合は“葺き替えのみ”が安全と言えます。
事前調査でノンアスベストのスレートと確認できたため、通常の防塵対策のみで安全に撤去作業を進めました。
スレートは見えている部分よりも大きく、五角形のホームベース型を釘で固定して並べています。
屋根全体に枚数が多く、劣化が進んでいると割れやすいため慎重に取り外していきます。
撤去時に破片が滑り落ちないよう、足場・荷受けシートの確認も念入りに行いました。
屋根材がなくなると、建物を守るのはルーフィングとブルーシートだけになるため、
撤去から新しい防水層施工までのスピードと判断力 が非常に重要です。
スレートを外すと下には古いアスファルトルーフィングが現れました。
この防水紙は紙繊維にアスファルトを染み込ませた昔ながらの材料で、経年すると簡単に手で裂けるほど脆くなってしまいます。
今回も破れや浮きが多く見られましたが、幸いルーフィングの下にある野地板(ベニヤ下地)はほとんど無傷。
ルーフィングが最低限の役割を果たしてくれていたようです。
野地板が腐食していた場合は増し張りや交換が必要になり工期・費用ともに増えてしまうため、今回はお客様にとっても良い状態でした。
今回採用したのは、軟質弾性プラスチックルーフィング「チャンピオンルーフィング」。
従来のアスファルトルーフィングと違い、合成樹脂を使用した高耐久タイプで、
引き裂き強度が高く簡単には破れません。
柔らかい素材のため屋根の動きにも追従しやすく、強風や積雪による負荷にも強みがあります。
また耐久年数が長いので、屋根本体の交換サイクルにも十分対応でき、長期的に家を守る防水層としておすすめのルーフィングです。
重ね幅をしっかり確保し、防水ラインを確実に形成しながら丁寧に敷設します。
撤去量が多かったため、ルーフィング敷設がその日のうちに全ては完了せず、念のためブルーシートで大きく覆いました。
屋根がむき出しになっている状態で夜間に雨が降ると室内に直接漏れてしまうため、“一瞬の油断も許されない” 雨養生は屋根工事の生命線です。
風でめくれないようロープと押さえ材を使用し、翌日の作業につなぎます。
特に辰野町は夕立が起こりやすい地域でもあるため、天気を読みながらの判断が欠かせません。
ルーフィングの上には、夏の暑さ対策として遮熱シート「サーモバリア」を敷き込みました。
アルミ蒸着シートで、
約60%の熱を反射し、屋根裏へ伝わる熱を大幅にカット してくれる優れもの。
ガルバリウム鋼板は軽量で耐久性に優れていますが、“熱を通しやすい” という弱点があります。
そこでサーモバリアを組み合わせることで、夏は涼しく冬は暖かい快適な住環境を実現。
省エネ効果も期待でき、最近とても人気が高まっています。
最後にガルバリウム鋼板の屋根材を施工して完成です。
耐久性・防錆性が高く、重さもスレートの1/3以下と建物に優しい屋根材。
美しく均一に仕上がるので外観の印象もグッと引き締まります。
葺き替えによって屋根全体の強度が向上し、防水性能・遮熱性能・耐候性のすべてがアップ。
これから先も長く安心して住んでいただける仕上がりになりました。
今回の辰野町のように、25年ノーメンテナンスのスレート屋根 は爆裂や割れが進みやすく、カバー工法が選べないケースも多くあります。
屋根は普段見えない場所ですが、劣化が進むと雨漏り・室内温度の上昇・光熱費増加など、生活への影響は大きくなります。
葺き替え工事は費用がかかりますが、その分“屋根の寿命をゼロからリセットできる最も確実な方法”です。
街の屋根やさん松本諏訪平店では、屋根の状態をプロの目で丁寧に診断し、無理のない最適な工事方法をご提案しています。
「うちの屋根も同じかも…?」と感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。
💬お客様の声
「屋根から何かが落ちてくるのを見て、急に不安になってしまい相談しました。
最初はカバー工法で簡単にできるのかと思っていたのですが、実際に写真を見ながら説明していただき、葺き替えを選んだほうが将来の安心につながると納得できました。
工事中も毎日どんな作業をしているのかを丁寧に教えてくださり、ブルーシートでしっかり雨養生してくれた日も心強かったです。
新しくなった屋根は見た目もスッキリきれいで、遮熱シートのおかげか室内の暑さも軽減したように感じています。」
👷担当者よりひとこと
「今回の屋根は、スレートの爆裂がかなり進行しており、職人も慎重に一枚ずつ外しながら進めました。
割れやすい屋根材の場合、撤去作業が思わぬ危険につながることもあるため、足場確認や安全対策に特に気を配っています。
ルーフィングが想像以上に傷んでいたため、『早めにご相談いただけてよかった』というのが正直な感想です。
葺き替え後は屋根全体がしっかり引き締まり、遮熱シートで快適性も大幅にアップしました。
辰野町は寒暖差の大きい地域ですので、今回の仕様はとても相性が良いと思います。」
辰野町は中央アルプスと南アルプスの谷間に位置し、朝晩の冷え込みが強いことで知られています。
特に冬場は放射冷却が発生しやすく、屋根材が吸った水分が凍って膨張する“凍害”を招きやすい気候です。
スレート屋根で爆裂が多く見られるのも、この気候が影響しています。
また豊かな自然に恵まれており、蛍で有名な「ほたる童謡公園」や、天竜川沿いの散策コースは休日にもぴったり。
こうした自然の美しい地域ほど、雨と雪と寒暖差が屋根に負担をかけることがあります。
だからこそ辰野町では、定期点検と早めのメンテナンスがとても大切です。
「うちの屋根も同じ状態かもしれない…」
「カバー工法と葺き替え、どっちがいいの?」
そんな疑問や不安は、プロが見ればすぐ解決できます。
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街の屋根やさん松本諏訪平店の無料点検 をぜひご利用ください。
写真付きの詳細報告書で、現在の状態と最適な工事方法をご提案します。
無理な営業はいたしませんので、どうぞ安心してご相談ください
地域密着27年。
外装劣化診断士・2級建築士・施工管理技士が在籍する
**「街の屋根やさん松本諏訪平店(イトウ住建)」**にお任せください。
「屋根の不安」を「安心」に変えるお手伝いをいたします
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