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茅野市屋根現地調査|塗装と同時にやりたい台風シーズン前に棟板金交換
更新日:2023年6月20日
茅野市のお客様から屋根塗装のご相談があり現地調査に伺いました。以前からお風呂の入れ替え工事や給湯器交換などでお付き合いのあるお客様です。水回りのリフォームは何度かやらせていただいていましたが、外装の工事は今回が初めてでした。
屋根材はスレート、塗装するか、カバー工法にするかギリギリの状態でした。それよりも気になったのは棟板金を止める釘の浮きです。強風があれば今にも飛んでしまいそうな状態でした。
まずは屋根に上ってみました。セメントに木質系や繊維系のチップを混ぜて圧縮成形したスレートという素材の屋根です。多くのお家で採用されている屋根材ですが、強度が低く割れやすいというデメリットがあります。耐久年数もガルバリウム鋼板や瓦など他の屋根材に比べ極端に短くなります。
このお家の屋根も塗膜の剥離、割れが多く見られました。また、北側を中心にコケや藻も発生していました。詳しく調査しなければわかりませんが、築年数からもしかしたらアスベスト(石綿)が入っているかもしれません。2021年4月にアスベスト規制が強化され、アスベストを含んだスレートの塗装は難しくなっています。もしアスベストを含んだスレートであれば塗装は現実的ではありません。
また、棟と言われる屋根の頂上とそこから対角におりていく下がり棟をカバーしている板金を止めている釘がいくつも浮いていました。これは板金の下にある下地の木材が雨水などで腐食して釘が止まらず浮いてきてしまっている現象です。放っておくと板金が風で飛ばされて危険です。こちらの修理も必要です。
現状の屋根材の劣化、今後の耐久性を考えると新しい屋根をかぶせるカバー工法をお勧めしました。お施主様の今後のライフプランを考慮するとカバー工法の方がいいという判断で、なるべく長持ちする施工方法と屋根材をご提案させていただきます。
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