いつもご覧いただきありがとうございます。今回は下伊那郡阿南町にて車庫の波トタンを塗装した工事の紹介です。
　本来であれば張替えを提案するのですが、施主様の予算の都合もあり、いろいろとご相談した結果、塗装することになりました。

　波トタンは一般の住宅に使われることは少なく、今回のような車庫や物置小屋、倉庫などによく使われます。
　軽量で価格が安いというメリットがありますが、耐用年数が低いというデメリットがあります。

7～10年に一度は塗り替えのメンテナンスをして、
長くて20年と言われている耐用年数を目安に、張替えをすることをお勧めします。

　まず、ケレンという作業をします。塗装前の大事な下地処理のひとつです。古い塗膜やサビを除去する作業で、新しく塗装する塗料のノリが変わってきます。

　下地処理が終わってから、ハケとローラーを使って丁寧に塗装していきます。
　今回使用した下地材は日本ペイント社の「ハイポンファインデクロ」という錆止め塗料です。

　今回はなるべくコストを抑えたいということで、下塗り１回、上塗り１回で仕上げます。
　屋根の上塗りはアステックペイント社の「シリコンフレックスJY」というシリコン塗料で、黒に近いグレーを塗ります。ですので、下塗り材も濃い色を使用して透けるのを防ぎます。

　屋根も外壁も塗装しましたが、外壁はアステックペイント社の「シャネツトップワン」という錆止め材が含まれている遮熱塗料を使いました。

　最初の青い屋根に白い壁だった建物とはまるでイメージが変わりました。屋根も壁も黒に近いダーク色にしたので、とても落ち着いた感じになりました。

　これでまたしばらくは大丈夫ですね。