ホーム > 水戸市で軒天と破風板修理相談!破損原因の野地板交換も必要な状…

水戸市で軒天と破風板修理相談!破損原因の野地板交換も必要な状態
更新日:2022年8月24日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
本日は、水戸市にお住いのお客様よりご相談いただいた軒天と破風板の調査の模様をお届けいたします。
双方ともに破損が見られるため、早目の修理をお考えのようです。
現在どのような状態なのか、他に影響が出ていないか等、しっかり確認をしたいと思います(^o^)ゞ
軒天と破風板、それぞれ屋根の一部ではありますが、実際どこにあるのでしょうか?
先に軒天と破風板の場所をご説明しましょう。
軒天(のきてん)
外壁側に伸びた屋根を「軒」や「軒先」と言いますが、その裏側の天井部分が軒天です。
軒下・軒裏・軒裏天井とも呼ばれています。
破風板(はふいた)
切妻屋根の斜辺の先端の山形部分を破風と言い、破風に使用される建材を破風板と呼んでいます。
水戸市のお客様宅の2階の軒天の様子です。
下から見上げただけでも大きく穴が空き、予想以上に深刻な状態です。
軒天や破風板の破損は、穴が空いた箇所から小動物が出入りし、住処として繁殖することがあります。
また強風時には屋根裏に風が吹き込み、屋根自体が弱っていると捲れてしまう危険性もはらんでいます。
ぐるりと一周してみたところ、家屋の角の部分で破損が顕著に起こっていました。
軒天が壊れる原因としては、軒天材の経年劣化も考えられますが、これまでのたくさんの調査経験を踏まえると、屋根が問題を抱えているケースが多いのです(>_<;)
お客様に許可をいただき、屋根の調査も行うことにしました。
ベランダの横に架けた梯子で屋根に登って行く途中にも、軒天の破損を見つけました。
近くで確認した限り、やはり原因は屋根からの漏水の可能性が高いようです。
もし屋根が漏水していた場合は、軒天のみを補修してもすぐに再発してまた壊れてしまうでしょう。
住宅の破損部を修理する際、一番重要なのは原因を突き止めること!
壊れた箇所の補修が安価であったとしても、早くに以前と同じような状態に戻ってしまったら、それこそ費用が無駄になってしまいます((( >_<)))
こちらのお宅の屋根は、平板状に形成された化粧スレートで、築25年以上が経過しています。
屋根は4.5寸勾配(約24度)で、国内では最もスタンダードな傾斜です。
ご主人様のお話では、10年ほど前に一度塗装のメンテナンスを実施されたそうですが、すでに塗膜が剥がれ全体的に屋根材の色が褪せたように変化しています。
特に雨水が溜まりやすい端の部分は、一様に黒ずみが浮き出たような状態です。
基材のセメントが露出
水捌けが低下しカビが発生
表面の塗膜が劣化するとスレート屋根材の主成分のセメント材に雨水が染み込み、常に湿気を持つことによりカビの増殖をもたらします。
それらの症状が進むにつれ、屋根は次第に脆弱になりひび割れや欠損、脱落といった深刻な状況を招いてしまいますので気をつけなければなりません(>_<。)
今回は軒天と破風板の修理のご相談ですが、屋根単体で見てもメンテナンスが必要な時期に来ていると考えられました。
スレート屋根の頂点には必ず棟板金が取り付けられていますが、こちらも屋根材同様に塗膜の剥離が発生しています。
さらに、棟板金を下地の貫板に固定するために用いられた留め具の釘も錆び付き、方々で緩みや抜けが見つかりました。
このまま放置してしまっては、釘穴からじわじわと雨水が入り込み、棟板金を支える貫板を腐食させる原因になりますので、早めに対策を講じる必要があります。
穴が空いた下屋根の軒天を調査
穴から確認した軒天の内部
1階の下屋根の穴が空いた場所から、軒天の内部を確認しました。
懸念した通り、野地板より垂れた雨水がそこかしこに雨染みを残しています。
スレート屋根の下地材の役割を果たすはずの野地板にも一面に黒カビが広がり、頻繁に雨水が染み込んでいる証と言えるでしょう( ;ㅿ; )
やはりこの状態では、軒天だけを修理しても改善はできないと判断しました。
それでは、雨漏りを改善するにはどのような方法がいいのでしょうか?
①黒カビに覆われ腐食している野地板
②損傷していると思われる防水紙
この二つの交換は最低限必要です。
瓦屋根であれば葺き直しに対応できますが、お客様宅の屋根は化粧スレート。
屋根材を解体撤去する葺き替えを行わなければなりません。
化粧スレートの耐用年数は一般的に20年~30年です。
25年という築年数を鑑みた場合、野地板等をメンテナンスしながら葺き替えをした上で、軒天や破風板を修繕することが望ましいのですが…
お客様のご相談内容は壊れた軒天と破風板の補修ですので、費用感にかなり開きが出てしまい、容易にお答えは出せないでしょう。
しかし屋根の問題を先に改善しなければ、今目に見えている場所のみを修繕しても、意味がなくなってしまうことも事実なのです(>_<;)
軒天の修理依頼は、年間を通しても数多く寄せられていますが、時として屋根からの改善が必要なケースが出てきます。
外壁側に伸びた軒天は比較的損傷が見つけやすく、壊れた箇所だけを直せば大丈夫、とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
しかしよくよく調べてみると、屋根からの漏水が起因ている破損が多く、残念ながらお客様のご要望にお応えできない場合も…σ( -ˇ.ˇ-;;)
お客様には屋根の葺き替えもしくは、ケラバ部分を解体して野地板を改修した上でカバー工法を講じる必要性をお話しし、お見積書を提出させていただくことになりました。
壊れた部位の修理は一時は少額で済みますが、再発を繰り返す度にお客様の負担は増していきます。
ご要望通りに行えばいいのかもしれませんが、直らないと分かった上であえて施工することは、屋根のプロとしては非常に心苦しく見過ごすわけにはいかないのです。
なぜこの方法が必要なのか…お客様に十分ご理解いただけるよう、当店スタッフは具体的かつ真摯にお伝えしたいと常に心がけています<(*_ _)>
街の屋根やさん水戸店では、修繕に最適なプランはもちろんのこと、お客様がご検討しやすい形で複数のお見積りをお出ししています。
お悩み事やお困り事等々、まずは無料点検をご活用下さい!
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane-mito@efc-fy.co.jp
株式会社イーエフシー
〒310-0805
茨城県水戸市中央2丁目10番26号カーサモンテ3F
茨城県の加盟店一覧
電話 0120-989-742
E-Mail yane@okanokougyou.co.jp
株式会社岡野工業
〒300-0332
茨城県稲敷郡阿見町中央1丁目4-8 102号
電話 0120-989-742
E-Mail yane@kasumibisou.com
株式会社霞美装
〒300-0013
茨城県土浦市神立町682−20


街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。

お客様の不安を解消できるように、お問い合わせから工事の完成までの流れをご紹介しています。

街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。

お客様から寄せられた屋根に関する疑問を、当店スタッフが親身に回答しています。

弊社で行った施工事例をご紹介しています。詳細な説明と写真でわかりやすくお伝えします。

弊社の会社概要になります。街の屋根やさんとはこんな会社です。