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新居浜市で雨漏りでお困りの屋根を解体します
更新日:2021年7月2日
それでは早速解体していきます。まずは棟部の解体からスタート!
→棟(棟)ってどこ?お家の各部位の名前棟は屋根の面と面の境目にあたる場所です。K様邸のように葺き
土と瓦で
施工されている(土葺き
)棟は施工に技術が必要で
雨漏りの頻度が多いところです。K様邸の棟も長年のダメージで歪んでしまい雨漏りしていました。ここで二つの問題点を解説します
問題点その1…葺き土が多すぎる!土葺き施工法の際、
瓦は
練られえた土の上に置かれます。そのため土台の
土の量が多ければ瓦も安定して
頑丈に
なると考えがちですが、、、実際はそんなことはありません!
物事には何事も良い塩梅というのがあるもので、多すぎても少なすぎてもいけないのです。土が
少なすぎると瓦が安定せずに良くない!
逆に瓦からはみ出さんばかりに多すぎると、土が
瓦の隙間から雨水を
吸い上げてしまいます。そうなると土が吸いきれない水は屋内に染み出し雨漏りになってしまいますし
、
葺き土はあくまでも繊維などを混ぜ
練られて固まっているだけの土
なので、
濡れたり乾いたりを繰り返すとサラサラの土に戻ってしまうんです。問題点その2…瓦がほとんど緊結されていない現在では土葺き工法の棟の場合、
瓦同士を銅線などで結ぶのが一般的です
が、昔の施工方法ではほとんどその緊結がされていません。そのため問題点その1でサラサラに戻ってしまった土の上に置かれているだけの瓦…当然
ズレるし歪みますよね
。歪んで瓦の隙間からさらに雨水が入るという負のスパイラルです。
棟の解体が終わったところから、古瓦の上に落ちた葺き土を掃除していきます。
仮設足場に防埃用のメッシュシートは張っていますが、新居浜市のこちらの現場は時間帯によって割と風が強く吹くので、土埃が飛んでしまわぬようにこまめに掃除を行います。
それでは平部の解体をしていきましょう。
左の写真が古瓦をめくっている写真ですね。下には葺き土が一面に置かれていますがここで問題点が、、、
問題点その3…瓦がほとんど留め付けされていないK様邸のように築年数の古い屋根には珍しくないのですが、軒瓦以外の瓦が釘打ちはおろか、銅線での緊結もされていない状態でした。葺き土の上に並べただけで、その葺き土も長年の雨漏りや
経年劣化でサラサラな状態。接着力はほぼゼロになっています。これでは瓦のズレの進行は止められないばかりか台風などで瓦が飛んでしまう危険性が大いにあります。
古瓦がめくれたら次は大量の
葺き土を撤去していきます。右の写真がその様子ですが葺き土の下には杉皮が敷かれていました。
問題点その4…下葺材が杉皮こちらも古い屋根では定番なんですが野地板の上の下葺材として杉皮が使われていました。
下葺材とは瓦などの屋根材の下に入ってしまった水を屋外に排出するための防水材。
雨漏りを防ぐ最後の防衛線です。
現在では下葺材は
ルーフィングが一般的
になってその種類も様々ですが、そのルーフィングが住宅まで
普及したのは
60年
くらいでしょうか。(正確な数字はわかりませんが…
)それよりも以前はこのように杉皮を並べて
いました。杉皮は
自然の素材なのでどうしても穴が開いていたり防水性には不安が残ります。また
本気で防水をしようと思うと
施工には
技術が必要で難しい素材といえると思います。
→下葺材の重要性についてはこちらK様邸では葺き土が多く、私も含めて
作業員は埃まみれになりながら撤去を行いました。
重量でいうと
瓦で約7トン
、葺き土で約4トンほど撤去しました。
杉皮を袋に詰めていきます。写真でお分かりかと思いますが杉皮の下の小幅板ですが、板と板の間隔が大分広めです、、、
板自身も大分痩せて薄くり雨漏りで所々腐っているところもあったので
、しっかりと垂木の上を歩かないと板を踏み抜いてしまうため注意が必要です。
右の写真は杉皮を取った後の
天井裏の様子です。小幅板の間隔が広いと、どうしても下に落ちてしまう土の量も多くなってしまいます。この天井裏の土も中に入って掃除をしなくてはいけないので、なかなか手間がかかる作業です。下葺材がルーフィングだとここまで土が落ちることがないので良いのですが、致し方ありません。
屋根裏の掃除が終われば既存屋根の解体の完了です。
解体後
には雨養生のシートをかけます。この日は特に雨の予報はなかったのですが、
万が一のためにシート養生は行います。これで安心!この日の作業は終了です。
次回、屋根の下地補強工事の様子を紹介します。
→この現場の屋根下地補強の様子はこちらこの記事に関してのご質問やお家のお困りごとありましたらお気軽に街の屋根やさん西条新居浜店までお問合せください。どんな些細なことでもお伺いします。
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