西条市の納屋の屋根葺き替え工事で屋根下地工事をしました
更新日：2021年6月19日
それでは屋根下地工事の様子をご紹介します。
古く傷んだ野地板を解体撤去します。
昔の建物の野地板は「背板（せいた）」とよばれる木の外周部の丸みを帯びた部材を使われていることが多いです。
原木の丸太から柱材や梁材を製材した際の余った端材で、限られた木材を有効活用していました。
野地板を撤去して垂木だけの状態にしました。
野地板？垂木？＞＞屋根の構造について
周りの垂木の高さを計って同じ寸法に木材を加工して取り付けます。
地上から見上げて見えるところは周りの垂木の雰囲気に合わせた同系色の色で塗装します。
これで違和感はありません。
＞＞屋根を支える「垂木」の役割とメンテナンス
広甲板は野地板の張り始めの基準にもなる板で、野地板より厚みのある木材を使います。
垂木の軒先に取り付ける位置をだすため屋根の両端に水糸をまっすぐはり
今回使用する野地板は厚み4分（12㎜）の桧板を使用します。
野地板を隙間なく置いて垂木の位置にエアー工具で釘留めします。
屋根葺き替え工事の屋根下地工事は既存の野地板の上に構造用合板を重ねて「増し張り補強」する場合と、
既存の野地板を撤去して新しい野地板に張り替える方法の2種類あります。
今回の屋根下地は
＞＞野地板の重要性
破風板は風雨の影響で劣化しやすく、傷んでいたので取り外して新しい破風板に替えます。
杉材を加工して作った破風板で表面は防腐のため「キシラデコール」を塗布して耐久性の高い破風板を作りました。
屋根の勾配に合わせ左右の破風板の接合部がきっちり合うように加工してビスでしっかり固定します。
破風板を新しいものに取り換えると建物の外観が一新して見栄えがいいです。
これで屋内に雨漏りすることはありません。
今回使用する防水紙は田島ルーフィングの「プラチナプラス」を使用します。
一般的なゴムアスルーフィングより金額はすこし割高ですが、基材が不織布でできていて丈夫で防水性能が高く耐久性も優れた上位種のゴムアスルーフィングで費用対効果の高い防水紙で
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