【東温市・瓦修理】　S様からお問合せを頂きました

東温市の皆さんこんにちは！
街の屋根やさん西条・新居浜店の丹　善寛です。

先日、東温市松瀬川にお住まいのS様より…
「2階の瓦がズレてるみたいだから、調査して欲しい」
とのお問い合わせを頂きました。

実際にお宅に伺い調査させて頂きます(｀・ω・´)ゞ

S様邸は築31年のモニエル瓦のお家です。
定期的に塗装メンテナンスをされているので、比較的綺麗な屋根ですね♪

ちなみにモニエル瓦とは…セメントで作られた瓦の一種で定期的な塗装メンテナンスが必要です。
もともと表面に特殊な着色をされている為に、塗装には注意が必要で
また、モニエル瓦自体も現在では廃盤となり修理用の瓦も手に入り難い少し厄介な屋根材なんです(;^ω^)

【関連ページ】
『モニエル瓦・セメント瓦のメンテナンス方法について』

【東温市・瓦修理】　S様邸のモニエル瓦の様子

【東温市・瓦修理】　屋根調査結果

屋根調査の結果、このまま放置していると…

・ズレた瓦が飛散,落下する
・隙間部分から雨漏りが発生する

といった危険性があります。何かしらの修理が必要でしょう(>_<)

ではどういった修理が考えられるでしょうか？

一つは「屋根の葺き替え工事」です。
こちらは既存の瓦を一度撤去して、屋根の下地を補強後に新しい屋根材で一新する工事です。
まとまったお金が掛かりますが、新しい屋根材にすることで屋根の軽量化やメンテナンスフリーといった恩恵を受けられることが出来ます(*^^)v

関連ページ
『新しい屋根でお悩み解消・屋根の葺き替え工事』

次が「棟の取り直し修理」です
こちらは問題のある隅棟部を一度解体しズレた瓦を固定後、瓦を再利用して施工し直す工事です。
問題のある部分だけの工事になるので、費用が最低限度に抑えられます。
しかし一方で、今後も定期的なメンテナンスが必要だったり破損時の修理用瓦が手に入りにくいなどのデメリットは避けられません(;^ω^)

S様邸の場合、定期的に塗装メンテナンスをされていた為、瓦自体の劣化が少なかったのもあり「棟の取り直し修理」をさせて頂くことになりました。

【東温市・瓦修理】　修理の様子

隅棟の解体

では実際の工事をご紹介していきましょう。
まずは隅棟の解体工事から。後で再利用される瓦は1枚1枚丁寧に取り外していきます(｀・ω・´)ゞ

瓦が取れたら、下の葺き土が見えてきました。
軒先付近は長年の雨風でゴッソリ流れ出てしまっています。
瓦がズレていた大きな原因ですね。

再施工の際、葺き土には屋根用漆喰(シルガード)を使用するので既存の葺き土は綺麗に取り除きます。

強化棟金具の設置

解体が終わったら、新たに強化棟金具を設置します。
棟部は地震や台風の影響を受けやすい箇所なので、
この金具を家自体に取り付け、棟部を家と一体化させて頑丈な棟に仕上げます！

棟下の瓦を釘留め

次に屋根調査時にズレていた隅棟の下の瓦を固定していきましょう。
釘打ち用の穴を開けて、ステンレス釘でしっかりと打ち付けます。

小さな瓦もズレないように確実に固定します(*^^)v

棟木の取り付けと漆喰の施工

ここから本格的に隅棟の施工に入ります。

先程設置した強化棟金具に棟木を取り付け！
この棟木が隅棟の芯材となり地震の揺れにも、台風の強風にも負けない棟になってくれます。

瓦の下から雨が吹き込まないように、棟木の周りにシルガードという屋根用漆喰を塗り付けましょう。
このシルガードには防水剤が配合され雨にも強く乾燥すればカチコチに！
以前の赤土を使用した葺き土とは耐久性が格段にアップします。

棟瓦の再施工

瓦を伏せて、棟木にビス留めしてあげれば再施工の完了です！
ビスにはゴムパッキンが付いていて、穴から水が侵入してくることもありません(｀・ω・´)ゞ

【東温市・瓦修理】　S様邸の工事完成です！

東温市S様邸のズレた瓦の修理、無事に完成しました。
S様からも、「しっかりと工事して貰って安心した。」とのお声を頂戴し嬉しい限りです。
後日S様から頂いたアンケートの方も掲載しておりますので、良ければそちらもご覧ください。

街の屋根やさん西条・新居浜店では一軒一軒お客様のお家の状態に合わせて工事をさせて頂きます。
東予エリアはもちろん、中予エリアのお客様も大歓迎！
お家のお困りごとが有ればお気軽に当店にお問合せ下さい。