奈良市で瓦からスーパーガルテクトへ葺き替え工事を行いました。

今回の相談内容は地震の時、今の屋根だとどうなるのか不安ということでした。

お話を聞いている途中もう一つのお悩みが見えました。
夏季の室内の温度上昇でした。

屋根の軽量化と遮熱性の向上と目的としリフォームを行いました。

では工事の様子をご覧下さい！！

築33年瓦屋根の状態

瓦屋根の点検を行いました。

工事前に必ず屋根の状態を点検し、不具合や工事をした方がよい所、どのような方法で工事を行うのがいいかなどを確認します。

いぶし瓦で湿式工法で固定されています。

屋根の形状は切妻です。

瓦からスーパーガルテクトへ葺き替え工事開始

瓦や葺き土の解体撤去を行いました。

野地板は問題ないので増し張りを行うこととします。

歪みが見られるので補強垂木を使用し不陸調整を行います。

垂木に沿って設置していきました。

野地板のメンテナンスでは増し張りを行いました。
構造用合板を重ね貼りすることで屋根の強度も上げていきましょう。

防水紙は遮熱性に優れた遮熱ルーフエアテック

相談の聞きとり内容から生活の中でのお悩みがあることがわかりました。

室内の温度上昇でした。

防水紙を遮熱性に優れた遮熱ルーフエアテックにします。

また後ほどご紹介しますが、棟に換気口を設置し屋根の温度上昇を抑制し湿気や熱気の対策を行います。

遮熱ルーフエアテックは防水紙なので、上から防水紙を貼る必要もなく遮熱効果を発揮してくれます。

スーパーガルテクト設置屋根完成

屋根材に使用したのはスーパーガルテクトです。

スーパーガルテクトはとても軽量で耐震性も高く瓦からの葺き替え工事で選ばれることが多い屋根材をなっています。金属屋根ですが遮熱性も高く温度上昇を抑制する効果もあり今回いただいたお悩みにもピッタリの屋根材です。

また写真のように棟換気を設置しました。
屋根裏の温度は夏季で80度まで上昇すると言われています。
棟換気を設置することで10〜20度温度上昇を抑えることができます。
遮熱効果のある屋根対策として、
①防水紙を遮熱性の高いものを使用
②屋根材も遮熱性の高いものを使用
③棟換気を設置
3つの相乗効果で夏季の温度上昇を抑制します。

屋根のリフォームで改善されたポイント「耐震性の向上」「夏季温度上昇」
この2点を中心に資材や工事方法を選び工事を行いました。
屋根が完成しお客様も喜ばれていました。
ありがとうございました。

工事内容をより詳しく記載したブログもご覧下さいね！