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岩沼市にて屋根・外壁の色あせ発生のため再塗装工事を行いました
【工事のきっかけ】
宮城県岩沼市での塗装工事の施工事例です。
こちらのお客様宅は築年数が約25年。今回、お客様自身が遠目から屋根を見たところ、屋根のところどころで塗装が色あせて目立っていたので再塗装を検討したいとの事でご連絡を頂きました。その際に、屋根の状態も心配されていて雨漏れがないかも調査して欲しいとの事でした。
現地調査にお伺いし、お話をお聞きしている中で『壁の外観をかわいらしい感じにしたいのですが、屋根やさんで壁の塗装もできますか?』『その場合は屋根工事の後に足場はまた掛けるのですか?足場の費用は倍かかりますか?』とご質問をいただきました。その場で外壁塗装も可能であること・外壁も塗装されるのであれば足場のある屋根塗装のタイミングと合わせた方が工事費が抑えられることをお伝えしたところ『それなら一緒にお願いします。』と回答を頂き今回の工事をお受けする事となりました。また、追加の工事として窓のサッシ窓枠の取り付け工事も頂きました。後ほどご紹介していきたいと思います。
基本情報
- 施工内容:屋根塗装
- 施工期間:12日間
- 築年数:約25年
こちらは塗装前の屋根(外観)の写真です。
遠目からでも屋根の色合いが部分的に黒ずんだり
薄くなってるのが見て取れます。
この黒ずんだ部分は色あせではなく、たまった塵や砂ぼこりに苔などが生えたためこのような汚れに見えたものです。こちら面が北面で日当たりが悪く、湿気やジメジメした感じになっているのも原因の1つと考えられます。
また、現地調査の際・屋根の状態も確認してきました。
屋根材はkmew様の商品になります『カラーベスト(コロニアル)』と言う屋根材で、『スレート屋根』と呼ばれています。瓦屋根より軽量で施工期間も短く、新築・リフォームでの葺き替え問わずコストダウンが期待されるとの事で日本のハウスメーカーさんの多くの現場で使われているポピュラーな屋根材になります。今回、塗装の色あせが起きてはいたものの、クラック(屋根のひび割れ)や強風などの災害で痛んでいた個所もなく透水も起こしていなかった為・塗装での対応が可能となりました。
点検後、仮設足場を屋根上まで組み、高圧洗浄後・塗装工事に入っていきます。日本の『建築基準法』に定められている法律があり、その中で屋根勾配が6寸以上の時は屋根上に足場を架けます。
これは作業員の安全を守りなおかつお客様へもご迷惑を掛けないためのとても大切な事になります。
こちらのお客様宅は10寸勾配(金(かね)勾配)になっていますので足場が必要となります。金勾配とは屋根の頂点の角度が90°になってる屋根のことです。
こちらは外壁の写真になります。写真では少し分かりづらいのですが、塗装の表面が浮き始めチョーキングが起きています。チョーキングとは外壁を触ったときに指に白い粉の様な物が着くことを言います。外壁材のトップコートが機能しなくなると起きる現象で、ここから塗装の劣化が始まりますので再塗装時期の目安になったりもします。
サッシ窓枠の取り付け前のお写真です。窓枠の取り付け前はホワイト色ですが、こちらも外観をお洒落な感じにしたいとの事でお客様がいろいろとご自身で探したいとお話しされていたので、そこはお任せし取り付け工事のみでの対応を取らせていただきました。当店では大工さんや他の職方様との繋がりもあるため今回のような工事も可能となりました。
こちらが窓枠への格子を付けた後の写真です。
最初の段階では窓枠のホワイト色の部分もブラウン系に塗装予定でしたが、お客様のほうよりこの格子を取り付けたいとのご要望があり色の強弱を出した方がより、格子を際立たせる事ができるため元のホワイト色にて再塗装しました。
お客様のご要望には可能な限りお答えしたい!と職人自らの申し出とお客様とのお話し合いにより、変更はしたもののご満足頂けたかたちとなりました。
こちらは塗装後の写真になります。
まずは屋根部分について。お客様の中で外壁の色味は何となく決まっていたので、その色が映えるようにしつつ暗すぎにならないよう明るめのブラウン色を採用しました。
この日はあいにくの曇り空になり色が暗めに見えますが、天気の良い日ですと赤みがかった綺麗な色に見えます。ちょうどチョコレートの様な色を想像していただけると近いかもしれません。
続いて外壁の色です。
お客様から『イメージはチョコミント的な感じにしたいのですが・・・』とご相談を受けましたので、打ち合わせ段階で3点に色を絞り直接外壁へ少しずつ着色しながら決めていきました。
最終的な色味としてこちらの色にまとまりました。建物上部はホワイト寄りの明るいアイボリー色系・中間の幕板(まくいた)と呼ばれる帯状の外壁材から下の部分はミント色にての塗装。
全体のイメージとしてはお菓子のような北欧テイストのお洒落でかわいい感じの仕上がりになったのではないかと思います。
こちらのお客様のお家が平屋建てで屋根が切妻(きりづま)と呼ばれる形状。なおかつ・屋根の勾配(こうばい)も急で少し離れると屋根面がよく見えますので、全体のイメージが見やすいのかと思います。
お客様からも『とてもイメージ通りの仕上がりになって嬉しいです。クリスマスの時期に壁にイルミネーションを取り付けるのがとても楽しみです!』と、大変満足していただき嬉しいお言葉を頂きました。
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