更新日：2023年07月25日

　スレート屋根の塗装メンテナンスは、屋根の寿命を延ばすために欠かせません。メンテナンスを欠かしてしまうと、屋根材の劣化を早め、雨漏りなどの原因になってしまうこともあります。定期的な点検と適切なタイミングでのメンテナンスを行い、長く安心して暮らせる住まいを維持しましょう。

スレート屋根に塗装が必要な理由

　スレート屋根には、定期的な塗装メンテナンスが必要です。なぜなら、スレート自体には高い防水性能が備わっていないからです。セメントを主原料とするスレートは、本来であれば雨水を吸ってしまう材質です。そこで、表面を塗装して保護することで、高い防水性能を発揮しているのです。

　スレートは、経年劣化によって徐々に塗膜が劣化していきます。塗膜が劣化してくると、色褪せやチョーキング現象、苔・藻・カビの繁殖といった症状が起こり始めます。これらの症状は、屋根の防水性能が低下している証拠ですので、これらの症状が表れたら塗装メンテナンスを行いましょう。正しい塗装方法と工程を守ることでスレート屋根を保護し、耐久性を高めることができます。また、塗装の際に防汚塗料やラジカル制御塗料などの高機能塗料を使用することで、さらに耐久性を向上させることができます。

 

塗膜の劣化症状

　塗膜が劣化しているサインには、「色褪せ」「チョーキング現象」「苔や藻、カビの繁殖」があります。色褪せやチョーキング現象は、塗膜の成分が紫外線などの影響で分解され、屋根材を保護する機能が低下している証拠です。

　苔や藻、カビは、水分を糧に繁殖します。屋根にこれらが繁殖しているということは、屋根に水分が滞留している時間が長い=屋根の防水・撥水性が低下していることを表します。

 

まとめ

・スレート屋根には定期的な塗装メンテナンスが必要

・塗装が劣化すると、屋根材が傷み雨漏りの原因になる

・高性能な塗料を使うことで、より耐久性のある屋根になる

・塗装メンテナンスが必要であるサインは、「色褪せ」「チョーキング現象」「苔や藻、カビの繁殖」