この度、I様のご依頼により屋根点検について、ご対応することになりました。

本記事では、点検により確認できましたビス外れや棟シーリング補修、塗装に使用した塗装効果などについて、ご紹介してきます。

屋根塗装をご検討の方に、ご参考にしていただけたらと思います。

この度、I様のご依頼により屋根の点検をしたところ、平板瓦の汚れ、ビス外れ、棟シーリング補修ならびに塗装剥がれを確認することができました。

今回は、I様の新たなご依頼により補修工事ならびに塗料の効果をご紹介していきます。

まず、瓦のビス外れについて、ご紹介していきます。

瓦に打ち込んでいるビスは、瓦を固定するために打ち込まれていますが、7～8年もすれば、劣化により、ほとんどのビスが浮いてくるのです。

ビスが外れてしまうと、当然瓦にズレが生じ、ズレた瓦の間から雨水が侵入して、雨漏りとなります。

そのため、ビスの打ち直しは、定期的に行うべきなのです。

では、他の工程については、写真を用いて、ご紹介していきましょう。

前述でご紹介した浮いたビス止めを打ち直し、新しいビスで瓦を固定していきます。

次は、棟部のシーリングです。

シーリングの用途は、「緩衝」「接着」「穴埋め」の3つとなります。

地震で建物が揺れた時に、地震の動きに追従するための「緩衝」。

瓦と瓦や外壁と窓などのように、固定物と固定物の「接着」。

瓦の少々のズレや窓の隙間を埋めるための「穴埋め」です。

今回は、棟部のシーリングのみで完了しましたが、場合によっては、瓦部分にシーリングをすることもあります。

次は、屋根塗装について、ご紹介していきます。

まずは、屋根塗装については、高圧洗浄で汚れや剥がれかけている塗装などを綺麗に剥ぎ落としていきます。

これは、汚れた瓦の上から新しい塗装をしても、早々に剥がれていくからです。

分かりやすく言うと、剥げかけたシールの上に新しいシールを貼っても、すぐに剥げて無意味ということです。

高圧洗浄後は、「ワイドシーラーEPO」を2度塗りしていきます。

「ワイドシーラーEPO」の効果は、浸透力が高く、脆弱面への固着性に優れており、リフティング（塗膜が浮き上がってくる塗装不具合のこと）が起きにくい塗料です。

固着性に強く、リフティングが起きにくい「ワイドシーラーEPO」を2度塗りした後、「1液ワイドルーフセラSi」を2度塗りしていきます。

「1液ワイドルーフセラSi」の効果は、光沢保持力が高く、肉もち感の良い仕上がりとなり、美しい屋根に見せることが可能です。

以上の高圧洗浄による屋根洗浄、リフティングを防ぐための「ワイドシーラーEPO」の中塗り、屋根の美観を上げるための「1液ワイドルーフセラSi」を上塗りし、屋根塗装は完了となります。

今回の補修施工をＩ様に確認いただいたところ、「綺麗になりましたね～（笑）ありがとうございました！！」とお喜びいただくことができました。

屋根はさまざまな劣化原因があり、ビスが外れて瓦が落ちることや瓦自体が劣化し、割れたりずれたりすることなど、たくさんあります。

屋根が劣化していくと、最悪雨漏りが発生し、シロアリやカビ、ダニの発生やネズミの繁殖にもつながり、また、雨漏りで濡れた木材は腐食し、倒壊する恐れもあるのです。

そうならないためにも、定期的な点検が必要なのですが、個人が脚立を使い、屋根の点検をすると落下の危険性があり、怪我をする恐れがあります。

屋根点検の際は、ドローンや専門業者への依頼をおすすめします。

本記事では、屋根補修工事平板瓦　棟シーリング・袖釘ステンレスビス打ちならびに屋根塗装について、ご紹介してきました。

屋根補修について、検討している方々の参考になれば幸いです。