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福山市にて南蛮漆喰を用いた崩れた瓦屋根の修繕を行いました
更新日:2023年6月15日
以前、瓦屋根全体の点検を実施し、劣化した瓦の差し替えをさせていただいた福山市内海町のお客様ご所有の古民家で、瓦屋根の瓦が新たに崩れている箇所があるとのご連絡を受けました。
前回の屋根修繕工事の際、職人の目で屋根の上から瓦を一通り屋根点検したにもかかわらず、見落としがあったかと思い不安になりましたが、前回の屋根修繕工事完了時の記録を確認してもその箇所の瓦が崩れていた様子はありませんでした。
崩れた瞬間を現場にて見ていたわけではないので100%言い切ることはできませんが、瓦の屋根修繕工事のしばらくの後、お客様の方で離れ部分の解体工事をされたので、その解体工事の振動により瓦屋根の瓦が崩れた可能性が高いものと思われます。
(余談ですが、建物の解体工事の際は重機の作業等による激しい震動により付近の構造物に思わぬ影響を及ぼす可能性があります。
瓦だけでなく近隣の建物の外壁や擁壁等にひびが入ったりすることもよくあることなので注意が必要です。)
いずれにしても瓦屋根の崩れた部分については屋根修繕をする必要があります。
今回瓦屋根の崩れた部分の瓦を破風尻水切熨斗(はふしりみずきりのし)と呼ぶそうです。
昨今、このような立派な入母屋屋根を見かけることも少なくなり、 恥ずかしながら本ブログの筆者自身も今回のことで初めてこの部位の名前を知りました。
名称は難しいですが、屋根修繕自体は南蛮漆喰を用いて短時間で完了しました。
漆喰(しっくい)は、日本で昔から使用されてきた素材です。古くに建てられた建築物の内装や外装に用いられており、現在でも多くの建築物に使用されています。
漆喰は消石灰、すさ、海藻のりなどを混ぜて水で練ったものです。漆喰は、壁や天井などに使用されることが多いですが、瓦屋根を接着させるのりの役割も果たしているのです。
漆喰は南蛮漆喰の他にも、種類があり業者によって使うものも変わるのです。自分の家にはどんなものが適しているのか知っておくことも大切なのです。
また、見た目も漆喰は大切な要素となります。瓦の間から見える漆喰がキレイに見えると、そのお家自体がキリッと引き締まって見えます。
そんな漆喰の中でも『南蛮漆喰』と呼ばれる漆喰は、瓦屋根のメンテナンスに重要な役割を担っています。南蛮漆喰は、瓦屋根の棟の部分に使用する葺き土の代わりとして使われます。
南蛮漆喰は、普通の漆喰とは異なり、特殊なシリコンや防水材が使用されているため雨水にも強く壊れにくくなっているのです。
南蛮漆喰は、葺き土と漆喰の役割を兼ね備えた材料のため、最近では南蛮漆喰のみを使用されることが増えました。
南蛮漆喰はこのふたつを組み合わせたものよりも耐久性が強く、防水性に優れているため、大変人気となっています。
今回福山市のお客様は瓦屋根の小さな異常を早い段階で発見され、すぐにご連絡をくださり、早期の屋根修繕を行うことができました。
少しだから屋根修繕しなくてもいいか・・・と屋根修繕をせずに放置してしまうと、その後大きな被害に繋がるかもしれません。
瓦屋根の瓦の飛散により住宅や近隣へ傷をつけてしまったり、雨漏りの原因になったりするかもしれません。
大きな被害になる前に屋根修繕をしておけば、大規模な工事より費用はかかりませんし、なにより不安なく過ごせます。
今回のお客様の住宅では漆喰工事のみで完了したため、大きな工事費用もかかりませんでした。
ご自宅の屋根には以上がないかぜひ一度屋根点検を取り入れてください。
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