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生駒市で塗装工事のための足場設置、カーポートの屋根は一旦撤去
更新日:2021年8月20日
『コロニアルNEO』は、ノンアスベストのスレートとして2001年から販売されていましたが、今のスレートに比べると大変脆弱で、築10年前後で無数のひび割れや大きな欠けが目立つなどの不具合が多数報告されるようになり、現在では製造中止になっているいわくつきの屋根材です。
お客様のお宅でも写真のようなひび割れや欠け、色あせや
屋根材の隙間のコケなど多数見つかりました。
スレートにコケが繁殖する原因は、防水性の低下です。
スレートの防水性が低下すると屋根材が雨水を吸収し、吸収した雨水が十分に乾燥されないことでコケやカビが発生します。
平均的に『コロニアルNEO』の屋根では数十か所の何らかの不具合が発見されると報告されていますが、こちらの屋根ではまだ少ない方でした。
屋根材の棟や取り合いに被せて雨水の侵入を防いでいる
板金は、横から釘を打ち込んで固定しています。
この板金の釘は築7年~10年で少しずつ抜け始めます。
板金は金属なので、日中の太陽熱で膨張し、夜間の気温低下による収縮を繰り返すことが釘抜けが起こる原因の一つとされています。
このような現象を『熱膨張』と言います。
釘抜けが起こることによって、板金の下に雨水が侵入して雨漏りが発生したり、板金が飛散したりすることがあります。
大きな工事を行う
事にならないためにも、定期的な点検をおススメしています。
今回はまだ雨漏りが発生していませんでしたので、塗装の前に板金を全部点検して、抜けかけている釘はしっかりと打ち直しておきましょう。
外壁は、上半分はサイディング貼り、下半分はタイル貼りになっていました。
お客様のお宅では、新築から数年後に建物の裏に増築されたそうで、
既存部分と増築部分の色の違いが気になり外壁塗装を考えられたとのことでした。
無料点検の結果、屋根材の
『コロニアルNEO』は非常に耐久性が低く、
塗装しても長期間の保証は出来ないとして
『
葺き替え工事』か『
カバー工法』をご提案しましたが、お客様のご要望は外壁の塗装工事もしたいということでしたので、コスト的なことも考慮して、塗装メンテナンスを実施させていただくことになりました。
今回は屋根と外壁の塗装をして様子を見て、10年後くらいに再度大きな工事を考えたいという希望で塗装工事をご依頼頂きました。
建物に隣接するカーポートの屋根は、
足場設置の障害になるため
一旦撤去して工事完了後に元通りにすることにします。
撤去したカーポート屋根の平板や固定金具は、工事完了後に元通りにする際に再利用するので破損しないように大切に保管しておきます。
取り外した
カーポート屋根の平板をお客様が綺麗に拭き掃除をされていました。
カーポート
に設置されていた時には出来ないことで、透明度が上がりました。
再設置するのが楽しみですね。
住宅のリフォーム工事をされたことのある方は、見積書の中に足場の文字を見たことがあるかもしれません。
足場は、一般的な
屋根や外壁のリフォーム工事では必要なものです。
足場を組む理由は下記になります。
①施工の質と作業効率の向上
足場が無いとスムーズな作業が行えず、隅々まで丁寧な施工することも出来ません。
②安全性の確保と法律順守
高所での作業が多く、転落の危険性が伴います。
③近隣様への安全対策
御近所様へご迷惑にならないように、万が一に備える。
もちろん最新の注意を払い作業していますが、絶対はありません。
また、労働安全衛生法では、2m以上の高所作業には足場の設置が義務付けられています。
足場の種類には、
・単管足場
・くさび緊結式足場
・枠組み足場
・吊り足場
・移動式足場
等があります。
こちらの現場では、くさび緊結式
足場を使用します。
くさび緊結式足場とは
、ハンマー
を使用して金具(くさび)を打ち込み、部材同士を繋げて組み立てる足場の事です。
組立部材がユニット化されており、ハンマー1本で組み立てることが可能で、設置や解体を他の足場より短時間で行えます。
耐久性も高く、安全に作業を行うことが出来ます。
ただ、ハンマーでたたく音が響くので近隣に迷惑をかける可能性があるため、当店では、工事前に必ず挨拶回りをさせて頂いております。
足場費用は大変高額であるため『
何とか足場なしで工事できないか』
と言われることがよくありますが、ご理解頂きたいと思います。
稀に建物の構造上、足場不要の屋根工事はありますが、
外壁塗装で足場不要と謳っている
業者は要注意です。
【
くさび緊結式足場の費用相場】
1000円~1500円/㎡程度
になります。
この単価に外壁の面積を掛けることで
、おおよその足場費用を算出することが出来ます。
足場を設置したら、周囲をメッシュ
シートで覆います。
これは、塗装工事中に塗料や臭い・落下物など
によって近隣住民の方にご迷惑をおかけしないために設置します。
メッシュシートなので、外光を遮らず作業中も暗くなりません。
当店の名前入りのシート『現場シート』
を掲げて足場設置が完了しました。
工事現場でこの『現場シート』を見かけることは多いと思います。
『現場シート』を掲げる意味は、近隣の皆様へのアピール・広告効果もありますが、それ以上に『決して手抜き工事をしない
、
信頼される業者』であることの決意です。
会社名と連絡先が一目でわかるため、今の世の中、
何か問題を起こせばすぐに調べられます。
調べられても構わない、自信を持って工事していますという証。
そんな覚悟を持って工事を手掛けています。
安心してご依頼くださいね。
次回のブログからいよいよ塗装工事を始めます
屋根と外壁の洗浄作業から始めていきます。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane@wadatoken.jp
株式会社和田塗建
〒639-1038
奈良県大和郡山市西町208−1


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