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塩尻市のセメント瓦屋根調査|塗装できない劣化状態と失敗しない判断基準
更新日:2025年12月20日
■ ご相談の多い屋根塩尻市で「屋根塗装を考えているのですが見てもらえますか」というお問い合わせをいただき、セメント瓦屋根の現地調査にお伺いしました。
築年数は30年前後。
10数年前に一度、屋根塗装をされているとのことでした。
一見すると色あせが目立つ程度に見えますが、実はここ、塗装では対応できない劣化が隠れやすい屋根材でもあります。
見た目だけで判断してしまうと、せっかく費用をかけても長持ちしないケースが少なくありません。
今回は、塩尻市で特に多いセメント瓦屋根の「塗装が難しい状態」について、現場写真を交えながら詳しくご紹介します。
お施主様は、塩尻市にお住まいで「以前塗装してから年数が経ってきたので、そろそろ塗り替えを」とお考えでした。
雨漏りなどの大きな不具合は出ていないものの、屋根の色あせや表面の傷みが気になっていたそうです。
「まだ塗装で大丈夫ですよね」というお気持ち、実はとてもよく分かります。
ただ、セメント瓦屋根は築年数や過去の施工状況によって、塗装が適さない状態になっていることも多く、まずは現地調査で屋根の中身まで確認することが大切です。
屋根全体を見ると、10数年前の塗装による色ムラや退色が目立ちます。
セメント瓦は表面塗膜で防水性能を保つ屋根材のため、塗膜が劣化すると一気に傷みが進みやすい特徴があります。
見た目は「そろそろ塗り替え時期かな」と感じる状態ですが、実はここからが要注意です。
塩尻市のように寒暖差が大きい地域では、表面以上に内部劣化が進んでいることも少なくありません。
棟瓦(むねがわら)を見ると、まっすぐではなく波打つようにズレが生じていました。
これは経年劣化に加え、地震や積雪時の動きが影響している可能性があります。
棟部分は雨水が集中しやすい場所です。
実はここ、雨漏りの“入口”になりやすい隠れポイントでもあります。
この状態で塗装だけを行っても、根本的な解決にはなりません。
以前の塗膜がひび割れ、部分的に浮いて剥がれていました。
下地のセメント素地が露出している箇所も確認できます。
専門的には「塗膜の付着力が失われている状態」です。
このまま上から塗っても、すぐに剥がれてしまう可能性が高く、正直おすすめできません。
「塗ればきれいになる」という段階は、すでに過ぎていました。
瓦の下にあるルーフィング(防水紙)も確認しました。
一部に破れや雨染みがあり、防水性能が低下している状態でした。
ルーフィングは屋根の“最後の砦”です。
ここまで劣化が進むと、塗装では雨漏りリスクを止められません。
放置すると、野地板(のじいた)まで傷む可能性があります。
仮に塗装を行う場合、浮いた古い塗膜をすべて除去する必要があります。
しかし、セメント瓦自体も吸水が進んでおり、施工リスクが高い状態でした。
費用をかけても耐久性が期待できない工事は、私たちはおすすめしていません。
ここは正直にお伝えすべきポイントだと考えています。
今回の塩尻市のセメント瓦屋根は、築年数、過去の塗装歴、屋根材とルーフィングの劣化状況を総合的に判断し、塗装ではなく葺き替えをご提案しました。
「まだ雨漏りしていないから大丈夫」と思われがちですが、実はそこが判断の分かれ目になります。
傷みが見えにくい段階で手を打つことで、結果的に建物を長く守ることにつながります。
最初は塗装で考えていましたが、状態を写真で説明してもらい納得できました。
無理に塗装を勧められなかったことが、逆に信頼できると感じました。
屋根の中まで見てもらえて安心です。
セメント瓦屋根は、見た目だけでは判断が難しい屋根です。
塩尻市の気候条件も考えると、塗装が適さないケースは決して珍しくありません。
今回のように、将来のリスクを含めて正直にご説明することが、地域密着の会社としての役割だと考えています。
塩尻市は寒暖差が大きく、積雪や凍結の影響を受けやすい地域です。
そのため屋根には、見た目以上の負担がかかっています。
奈良井宿やワイナリーなど魅力の多い塩尻市で、住まいを長く守るためにも、屋根の定期点検はとても大切です。
「まだ大丈夫かな」と思った時こそ、実は点検のベストタイミングかもしれません。
塩尻市で屋根塗装や屋根工事をご検討中の方は
まずは現地調査から始めてみませんか
状態を見極めた上で、最適な方法をご提案します
無理な営業は一切ありませんので、安心してご相談ください
地域密着27年。
外装劣化診断士・2級建築士・施工管理技士が在籍する
**「街の屋根やさん松本諏訪平店(イトウ住建)」**にお任せください。
「屋根の不安」を「安心」に変えるお手伝いをいたします
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane-matsumoto@email.plala.or.jp
株式会社イトウ住建
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