更新日：2023年05月13日

　江戸川区江戸川にお住まいのお客様より屋根調査のお問い合わせをいただきました。お話をお伺いすると、近所で工事を行っているという業者の方が訪ねてきて屋根の板金がバタバタしているので危ないと指摘を受け屋根の状態が心配になり弊社へ連絡したそうです。

現地調査

　現地調査の様子になります。先ずは、訪問業者により指摘があった棟板金を確認してみると板金自体に捲れや変形、浮き等の症状は見られず指摘のようにバタバタとしている様子は確認できませんでした。この様に、突然訪ねてきた業者に屋根の指摘を受けたとしても実際に問題のある症状が出ていないことが多くありますので、焦って工事の契約を取り交わしてしまうのは危険なので注意が必要です。

　屋根は15年前に瓦からスレートへの葺き替え工事を行っている建物でしたが、15年経過していることもありスレート表面の塗装に劣化が見られました。塗装の表面をなぞってみると粉のようなものが付着しました。これはチョーキングといい塗装が劣化した際に発生する症状になります。また、棟板金付近のスレートに1箇所破損が見られました。全体的なひび割れや破損が出ていないためスレートの耐久性には問題が無いと思われます。

　スレートの表面塗装が劣化してしまった為、撥水性が低下してしまい水分が滞留しやすくなったことで苔や藻の発生が見られました。この様な症状が発生している場合には、メンテナンスが推奨されます。指摘を受けた棟板金ですが、釘の浮きもなく問題のない状態でしたのでご安心いただきたいと思います。

　上記の症状をご報告し屋根塗装工事のご提案を行わせていただきました。屋根塗装工事の費用は、税込み348,800円～承っております。使用材料によっても金額が異なりますので詳しくはお問い合わせ下さい。

　私達「街の屋根やさん」では、波板交換工事以外にも住宅に関する様々な工事を行っております。建物にお困りごとやご心配がありましたらお気軽にご相談をいただけますと幸いにございます。