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東海市|屋根の点検依頼を受けました(和瓦)
更新日:2022年9月12日
東海市にお住まいのお客様より、屋根の点検依頼がありました。築が30年以上経つ和瓦の家です。
さすがに、心配になり、連絡をくれたそうです。
早速、屋根に上り確認していきましょう。
見た目は30年以上経っている割に状態は良いかと思いましたが、細かく見ていくとそれなりの症状が出ています。
瓦の並んでいる列が蛇行している所があります。
これは、瓦がずれて下に下がっている状態なのです。
これは、本棟と呼ばれる屋根の最上部の瓦になります。
こちらのお宅は5段積みですが、昔の古い家だと7段積みなど跨ぐのもやっとの家もありました。
重厚感もあり立派な作りですがその分重量もあり、地震等で崩れてしまう場所です。
瓦の中には土が入っていて瓦を安定させる役割がありますが、どうしても隙間から雨が入ることで土が流れ、のし瓦がずれてしまいます。
更に、隙間が大きくなり、雨が入りやすくなってしまい、悪循環になります。
ここは本棟から斜めにある隅棟との取り合いの部分になります。
本来はここに漆喰があるはずですが、劣化により取れてしまっています。
こういった所からも、雨が入り込んでしまうのです。
全体を、歩いてみて何箇所かたわみのある所がありましたので、瓦をめくって確認しました。
静岡より西の地域では、瓦の下に土を入れて、瓦を安定させる施工方法が主です。
土の下に防水紙が貼ってありますが、一部、貼っていない所がありました。
お客様に、「雨漏りしていませんか?」と思わず聞いてしまいました。
不思議なことに、この状態でも、していないとの答えに驚きを隠せませんでした。
今の状態では、いつ雨漏りしてもおかしくありませんが、建て替えも視野に入れて考えてられているようですので、
参考にしますとの事でした。
上記の内容から今の状態ではいつ雨漏りしてもおかしくありませんとお伝えし、今後のメンテナンスとして築年数から建物の負担を考慮して屋根の葺き替えをお勧めいたしましたが、今回建て替えも視野に入れて考えてられているようですので、
参考にしますとの事でした。
この様に雨漏りが発生していないが目視出来ない屋根は現状を常に把握するのが難しい箇所になります。
一度もメンテナンスをされていない、または一度も点検を受けられていない方は信頼できる業者に一度見てもらうことをお勧めいたします。
今回もご覧頂き有難うございました。
街の屋根やさん名古屋南店
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