雨漏りをしているところがあるので見てほしいと連絡を受けて、点検に伺いました。

屋根に上がってみてみると、補修した跡がありましたが、応急処置のみで根本的な解決に繋がる補修ではありませんでした。

しっかり補修工事をおこないましょうと提案し、工事をお受けしました。

屋根の状態はかなり傷んでおり、全体的に補修も考えましたが、今回は雨漏り部分のみの補修工事をおこなうこととなりました。

内部からみても穴がはっきりわかり、雨漏り部分は明確でしたのでご自身で補修をおこなったそうですが、防水シートなどもなく、穴が開いている状態だったので、全く雨漏りは改善しなかったようです。

瓦の割れなど、雨漏り部付近には傷みが多く、穴を埋めても周りからの雨水の侵入は防げていないのも原因の一つでした。

雨漏りの原因となっている穴を塞ぐ処置をしていましたが、間違った方法で補修をすると逆に雨漏りが酷くなる場合があります。

瓦屋根の隙間には雨水を流す機能もあります。

ですので、ただ塞いでしまうと雨水の逃げ道がなくなってしまい、全て内部へと侵入してしまうことがあるのです。

その結果、屋根の傷みが進んでしまい、雨漏り箇所が増えるなど被害が大きくなってしまいます。

今回もその可能性があったので、まずはしっかりと全てはがし、瓦も外していきます。

瓦を外すと、すぐに穴が見えてきました。

防水シートを張り、完全に雨漏りを防ぎます。

雨漏りの原因と思われる瓦の割れなども補修しました。

防水シートを張っていただいたり、雨漏り箇所をしっかりと丁寧に説明もしてもらって安心して工事をお任せできましたとのお言葉をいただくことができました。

今回、雨漏り箇所の補修工事をおこないましたが、屋根の状態から見て他の箇所からの雨漏りが今後起こる可能性などをお伝えして、屋根全体の葺き替え工事を早めにおこなうことをおすすめさせていただいたところ、今後のアドバイスなどアフターフォローもしていただき、とても感謝していますとおっしゃっていただくことが出来ました。