雨漏りでお悩みだった今治市在住のH様邸。
「20年安心して暮らせる屋根づくり」をテーマに屋根工事を行っています。

今回は、屋根本体の工事の前に、雨漏りを防ぐ防水対策と雨仕舞の工事をしていきます(^^♪
この細々した作業がとっても大事なんですよ！

H様邸での前回のブログ　→　「今治市で安心して暮らせる屋根工事をおこないます」はこちらから

雨漏り対策①　防水シートを敷く！

ではまず、屋根の大半の平たい部分、平部【ひらぶ】といいますが、こちらに防水シートを張っていきます。
軒先の方から隙間なくきれいに張っていきましょう。
今回使う防水シートは、改質アスファルトルーフィングといいます。
これまでH様邸に使用していたものより、耐久性の優れたシートです。

雨漏り対策②　壁との境もしっかり防水！

H様のお宅の屋根は、棟違いになっていて、壁と屋根の接地した部分があります。
屋根を伝って流れた雨水が壁に浸み込むのを防ぐ、という工程を行っておきましょう。
少し壁を切断し、屋根から壁に沿って立ち上がるくらいまで防水シートを張ります。その上から、水の侵入を防ぐ捨て谷という板金を設置します。これで、二重の防水の完成ですね！

雨漏り対策③　軒先の雨仕舞！！（排水誘導）

「軒先」ってどの部分か皆さん、ご存じですか？
言葉としては聞いたことがあるかもしませんね。でも実際、ここのことだよ、って言えますか？
軒先とは、屋根のてっぺん・棟、といいますが、ここから傾斜がかかって一番下の端のことを言います。雨樋が走っているあたりですね。
ここの排水の誘導のため、水切りを設置します。
この水切りは、屋根材の裏を伝い、野地板に雨水を触れさせないためのものです。今回は板金でできたものを使用します。
この水切りに沿い、雨水を雨樋に誘導し、排水します。この排水誘導を「雨仕舞」といいます。

雨漏り対策④　ケラバの雨仕舞！！（排水誘導）

次は、ケラバです。

ケラバってなんぞや？と思われましたか？
ケラバとは、軒先に向かって下る傾斜の端側です。軒先の処置は終わったので、その傾斜に沿った端の排水処理をします。

今回使用する水切りは左の写真ですね。
右の図は排水誘導の仕組みを表したものです。奥が軒先側、手前が棟です。
小さな波状の部分で水量を分散させ、奥に入り込みにくくします。更に、波の部分はわずかな空間を作り、軒先の方に排水を促していきます。

左の写真は設置の様子、右図はざっくりした断面図です。

タフモックという樹脂製の板を水切りの下に置き、設置していきます。
野地板に水切りを直接ビス止めするとそこから水が浸入するので、ワンクッションおく、ということですね。
タフモックを野地板より外側に出して、水切り本体を離します。この隙間は僅かなものですが、なるべく屋根本体に浸水させない仕組みのひとつです。

さて、これで防水対策が終わりました（^ｖ^）

20年安心して暮らせる屋根「防水対策と雨仕舞」が完成しました！

降ってきた雨を水切り部分で排水誘導し、さらに野地板に雨を侵入させないように防水シートで遮断しました。
野地板は木材なので濡れてしまうと、腐っちゃう可能性があって怖いのでここはちゃんとしておかないといけないところですね！！
完成しちゃうと見えなくなる場所なので、手を抜きがちな工程でもあるという…Σ（゜Д゜;）エェッ！！
ですが、「20年安心して暮らせる屋根づくり」なので、しっかり施工させていただきました！

次回は、H様邸葺き替え工事の主役・アスファルトシングル「リッジウェイ」の施工の様子を紹介！

屋根は雨から守ってくれる、という信頼が不動のものであるようサポートさせていただいております！！∠(^∀^)
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