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滑川町で外壁の浮きが気になるお客様よりお問い合わせ！窯業系サイディングボードの反りが起きる理由は…
更新日：2023年7月10日
埼玉県川越比企地区にお住いの皆様、こんにちは！
街の屋根やさん坂戸店です(^O^)／ ※テレビ埼玉でCMが始まっています♬
今回は、滑川町のお客様より『外壁が浮いてしまっている。あと外壁と屋根の塗装も考えているので点検と見積もりをお願いします。』とお問い合わせ頂きました。
翌日、点検・現地調査にお伺いいたしました！！
《築20年ほど・屋根はスレート・外壁は窯業系サイディングボード》
お客様の外壁は、窯業系サイディング！！セメントと繊維を混ぜあわせ窯で焼き上げるもので、国内使用率は70％越えの大変人気のある外壁材です♪
浮いてしまっていますね(;´Д｀)
何故浮いてしまうのか…第一は経年劣化の症状のひとつです。元々塗装で加工してあるのもが、年月が経つと防水効果が少しずつ薄れ雨水を吸ってしまいます。水分を含むと外壁自体が膨張して膨らむ。乾くと収縮してギュッとなるをくり返して窯業系サイディングの表面に反り返りが現れてしまうのです。
かなり浮いてしまっていますが、提案としてビスの締め込みで何とかなりそうです。ただし、塗膜が薄れてしまっているので保護するためにも塗装を一緒に行う必要があります！！
サイデイングと言っても一括りにしてしまうのは✖
その他、金属製サイディング・樹脂製サイディング・木質系サイディング・ACLサイデイングなど様々な材質の違うものもあります。
価格や耐久性・デザイン性などそれぞれのメリット・デメリットがありますので、ご自宅・ご自身の好みなどを考え外壁材選びをしましょう(^^♪
（※モルタル壁やコンクリート打ちっ放し・タイル外壁などの単体の外壁とは違うものです。）
玄関の屋根がある所も浮いてしまっていますね(-_-;)
サイデイングボードの間には隙間があります。そこを埋めるためにコーキングが充填してあります。接着剤の役割や雨水が浸入しないようにしっかりと気密性を持たすため埋めてあるのですが…経年劣化によってひび割れ・やせ細りなどを起こします。
輪ゴムで例えるのが分かりやすいと思います。年月が経つとひび割れを起こしたりプチっと切れてしまったりしますよね。
コーキング剤も乾くと硬化し弾力性のあるゴム状になります。そのゴムの上に塗装をして保護するのですが、コーキングも塗膜も経年劣化には太刀打ちできません。
施工当時は密着して充填されていたコーキング剤も年月と共に劣化してしまい、上記の写真のように割れてしまったり、穴が空いてしまったりと亀裂を起こしてしまいます。
ここまでサイディングボードの浮きが露わに出てしまっているのは、コーキング剤の寿命を大きく過ぎてしまったことも影響していると思います。
コーキングの寿命は、住宅環境にもよりますが、早くて5年・多くは10年と言われています。定期的な点検をして傷みが出てきている箇所に関しては補修や修繕を行ってお住まいを守って行きましょう♬
スレート屋根のクボタ（現ケイミュー）コロニアルNEOです。
2000年頃にアスベストを含まない材料で試行錯誤の上に販売された屋根材です！！当時は健康被害に遭わないために画期的な商品でしたが、年月が経ち問題点も多く報告されだしました。
・表面の剥がれ（層間剝離）
・割れや欠け（ひび割れ）
・変色（色褪せ）
ピッタリと当てはまる状態になっていました(-_-;)
屋根の一部にズレも生じていました。
屋根材の端についているケラバ板金の所で辛うじて押さえられていましたが、危険な状態です。
お客様のご自宅は雨漏りまではしていませんでしたが、屋根材の下地（防水紙と野地板）で止まっていたので家の躯体までは問題なさそうです。しかし、ケラバ板金と屋根の隙間に雨水が入ってしまうと大きな工事になり兼ねません。
今回の現地調査・点検は、外壁の浮きでお伺いしました。
窯業系サイディングの浮きをビスでの締め込みを行い、しっかりとコーキング剤を充填！塗装（関西ペイント・ダイナアクセルとダイナミックMUKIの2通り）のご提案をしました。
屋根に関しては、調査時にもご説明しましたが、点検報告書（写真付き）を見た上で現在のスレート材を残したままのカバー工法（金属製スーパーガルテクト）をお勧め致しました。
家のリフォームは決して安いものではありません。御家族様ときちんと話し合いご検討いただけますと幸いです。その際、分からない事などありましたらお気軽にご連絡ください。
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