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沼津市 台風・旋風対策に!平瓦のズレ・浮き上がりを防ぐ接着補強工事
更新日:2025年9月27日
こんにちは!
最近は晴れていても、突然の強風や不安定な天気が続いていますね。お洗濯物が飛ばされたり、植木鉢が倒れたりと、風の強さを実感することが増えてきました。
そんなある日、お客様から「気がついたら瓦がめくれ上がっていたんです!」とご連絡をいただきました。
最初は「もしかして動物の仕業?」と思ったそうですが、どうやら小さな竜巻(旋風)によるものではないかとのこと。
屋根は高い場所にあり、風の影響を最も受けやすい部分。今回は「今後の強風や台風でも安心できるようにしたい」とのご要望を受け、瓦同士を接着剤で連結してズレや浮きを防止する補強工事を行いました。
屋根の瓦がめくれたり浮き上がる現象、実は最近増えてきています。
特に近年の異常気象で発生する「突風」や「小型の竜巻(旋風)」が原因となっているケースが多いです。
私たちが普段感じている重力(万有引力)を前提に、建物は「上からの力(重さ)」に耐えるように設計されています。
ですが、竜巻などの風の力は逆方向、「下から上へ吸い上げるような力」が一気に加わるため、重さだけでは支えきれず、瓦が浮き上がってしまうのです。
テレビのニュースなどでも、屋根やトタンが飛ばされた映像を見たことがあると思いますが、あれは風が物を持ち上げるように働いた結果です。
台風などの強風時には「これくらいの重さなら大丈夫」という常識が通用しないこともあるのです。
接着工法で瓦をしっかり固定!コーキング剤による補強作業
今回行った作業は、屋根の「平瓦」と呼ばれる部分に対して、接着剤のような役割を持つコーキング材(シーリング材)を使って瓦同士をつなぎ止めるというものです。
具体的には、瓦が重なっている「山」の部分にコーキングを丁寧に注入し、風による浮き上がりやズレを防ぎます。
これを屋根全体の瓦一枚一枚に対して施工するため、見た目以上に地道で繊細な作業ですが、その分、しっかりとした効果が期待できます。
このようにして瓦を“連結”することで、突風や台風などの強い力がかかっても、瓦が簡単には動かないようになります。
作業にかかる時間は、屋根の広さや、瓦の接着面の汚れ具合などによって多少変わりますが、通常は1〜2日程度で完了します。
施工前には、接着面となる瓦の表面のホコリや汚れをしっかりと除去してから作業を開始します。
これは、コーキング材の密着力を高めるために非常に重要な工程です。
また、施工後すぐは完全に固まっていないため、雨が降る前などのタイミングを見て作業日程を決定しています。
瓦が浮いてしまう、めくれている、ズレている…
そんな小さな異変が、実は大きなトラブルの前触れかもしれません。
今回は、平瓦を接着材でしっかりと連結し、突風や台風でも飛ばされにくい状態に補強させていただきました。
見た目は変わらなくても、内部的には「安心」がしっかりプラスされた施工です。
もし「うちも最近風が強くてちょっと心配…」という方がいらっしゃいましたら、点検だけでも大歓迎です!
屋根の上は普段見ることができない場所だからこそ、プロの目でしっかりと確認し、必要に応じて最適な対策をご提案いたします。
安心できる住まいは、見えないところのケアから。
どうぞお気軽にご相談ください!
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