今回は扶桑町での漆喰の工事の紹介をします。

入母屋屋根の現地調査の様子

今回の入母屋屋根の特徴

今回のお家は非常に大きな屋根です。
大きい和風住宅では入母屋という形の屋根を使用されている事が多いです。
屋根の面が2面しかなく、棟が1本だけの屋根を切り妻屋根、屋根の面が4面、棟が5本ある屋根を寄棟屋根といいます。
シンプルな形なので、修繕箇所や弱点になる箇所が少なく、効率的な屋根なのですが、
一方で入母屋屋根は重厚で雰囲気のある屋根になります。お城などは入母屋屋根になっている事が多いです。

入母屋屋根は壁際の漆喰や下り棟など、他の屋根には無いお手入れが必要な箇所が多く、屋根自体も大きくなりがちなので工事、お手入れが非常に大変です。
工事にかかる費用というのは、基本的には工事する範囲が広ければ広いほど上がります。
ですので、今回のような入母屋のお家では、大きさによっては通常の家の倍以上の費用がかかる事もあります。

今回のお家の入母屋屋根の状態

今回のお家では漆喰が黒ずんでしまっていました。
漆喰は湿気を調整する機能があるため、湿気に触れやすいからか、このように時間が経つと黒ずんでしまいます。
黒ずみなどが起きてくると湿気の調整はできなくなってしまっており、割れてしまう事もあります。
ですので、そうなってしまう前に漆喰の取り直し工事が必要になってきます。

今回のお家の漆喰の取り直し工事のご案内

今回は漆喰の取り直し工事をさせていただく事になりました。
大きい屋根ではあるので、漆喰だけでも多く修繕は大変ですが、放置して雨漏れになってしまうと更に大変になってしまいます。

入母屋屋根の漆喰取り直し工事の様子

漆喰の解体の様子

漆喰の取り直しを行うためには現在の漆喰を一度解体する必要があります。
和瓦は継ぎ目に漆喰を塗る事で屋根の中に雨水が回らないようにするのですが、棟の箇所が非常に多く、漆喰の場所も非常に多いです。

入母屋屋根の漆喰の取り直し工事の後の様子

これで今回の工事は完了となります。
大きな屋根はお手入れも大変なのですが、この規模の屋根の葺き替え工事は更に大変です。
ですので、このようなお家でも定期的なメンテナンスは欠かせません。
街の屋根やさんではどんな屋根でもお家の方とご相談の上できちんと工事をさせていただきます。
大きな屋根でも無償で定期点検にお伺いするので、屋根が気になる方は是非0120-966-902までご連絡ください。