飯田市内で行った屋根と外壁の塗装工事のご紹介です。
　築25年程の、陸屋根が特徴的なセキスイハイムのお宅です。

無料点検

　以前に塗装によるメンテナンスを一度行っているとのことでした。

　しかし、写真のように塗膜がボロボロになっていました。
　塗膜剥離は、経年劣化というよりは施工不良による場合が多いのです・・・。

　太陽光パネルの下やパラペット部分にはコケや藻がびっしりと根を張っていました。
　水はけの悪い場所や陽の当たらない場所に生息するものなので、塗料の劣化が進んでいる目安になります。

　外壁はセキスイハイム独自の金属系サイディングです。
　パッと見ただけでも経年劣化で変色してしまっているのが分かります。

施工開始

足場組立

　工事はまず足場の組み立てから始まります。
　足場用の図面も作成するので、工事前に足場屋さんが改めて現調します。

洗浄・養生作業

　洗浄後は養生作業を行います。
　余計なところに塗料が付かないように、専用のビニールで覆ったりマスキングテープを貼ったりします。
　地道な作業ですが、この工程がきれいにできているかどうかで、塗装の出来も変わってきます！

外壁塗装

下塗り

　外壁に使用した塗料は、関西ペイントの「アレスダイナミックMUKIマイルド」です。
　『「無機」の強靭さと「有機」の柔軟性、フッ素レジンの素材の保護機能を高効率で配合させることで優れた耐候性を発揮』（カタログより抜粋）する塗料です。

　つまり、有機と無機のハイブリッドなテクノロジーとラジカル制御技術により、長期耐久性と耐候性を実現させた優れた塗料という事です。

中塗り

　「アレスダイナミックMUKIマイルド」は、下塗り剤、中塗り材、上塗り材それぞれ専用のものを使います。

上塗り

　上塗りが済んだ外壁の様子です。
　この塗料は、メーカー発表の耐久年数は15年以上です。しかも高耐候性ですのでこの美しさが持続するというのは嬉しいですね。

屋根塗装

　屋根に使用したのはアステックペイント社の「シャネツトップワンSi-JY」という遮熱シリコン塗料で「ガルグレー」という色です。
　この塗料も高耐候性を誇り、遮熱効果もあります。

　今回は塗膜剥離は見られましたが、錆が出ていなかったのでこの塗料を使うことができました。

　錆止め材含有の塗料のため、通常の金属屋根に必要な「錆止め」の下塗りの工程を省くことができるのです。
　上塗り２回で仕上げることができます。

　屋根の状態によっては、下塗りの工程を入れることもあります。

その他塗装

　足場を組んで外壁、屋根の塗装をしたので、雨樋や軒天、パラペットといった場所も塗装しました。
　玄関と勝手口の扉も、家全体をコーディネートして塗り替えております。

完成

　自然に溶け込むくすみカラーのシックな家が出来上がりました。

　前回の塗装に今ひとつ納得がいっていなかった施主様は、今回ご自身で本当に慎重に塗料を選択されていました。
　弊社ではアフターメンテナンスも行っておりますので、是非ご安心頂きたいと思います。

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