ホーム > ひたちなか市の不規則にひび割れた屋根材はコロニアルネオと判明…

ひたちなか市の不規則にひび割れた屋根材はコロニアルネオと判明
更新日:2022年9月1日
ひたちなか市のみなさん、こんにちは。街の屋根やさん水戸店です。
今回は、コロニアルネオを使用した屋根の無料調査についてお届けします。
コロニアルネオは、屋根材の商品名であり、一般的に化粧スレートとも呼ばれています。あえて名前を出して取り上げているのかというと、2000年前後に生産された少々問題のある屋根材だからなんです><
調査の様子を踏まえながら、コロニアルネオについてお話しますので、ゆっくりご覧ください(^ ^)
依頼主様によると、屋根に設置してある太陽光パネルの定期点検を受けた際、点検業者さんに「屋根材に割れがある」と、教えてもらったとのことです。
竣工ハウスメーカーは、セキスイハイムさんで、およそ築15年です。
セキスイハイムさんに話をして、高所カメラで撮影してもらったものの、一向に回答が来ず・・・
依頼主様がしびれを切らして、当店にご相談された次第です。
当店にご相談いただいた経緯や、屋根にまつわる心配事をヒアリングした後、軒先に梯子を架けて屋根に登ってみました。
屋根材は、セメントを主成分として平板状に成型した化粧スレートです。
実は年代や種類によっては、問題のある屋根材・・・(//∇//)
屋根の上で、詳しい調査を開始しました。
屋根の勾配は、5.5寸です。
ちなみに、建築の世界では尺貫法勾配が使用されていて、水平距離10寸(303.03mm)に対する高さ(寸)で勾配を表しているんですよ〜
屋根の頂点を目指してさらに登っていくと、ひび割れや欠けを発見!ここかな?
更に上まで登ると、屋根の南側にビルトインタイプの太陽光パネルがありました。
棟付近の屋根材には無数のひび割れが・・・
よーく見ると、ひび割れは一定方向ではなく、不規則方向に伸びています><
脆くなって、既に崩れてしまっている部分も確認しました。
手で触ると、層状の屋根材が簡単に剥がれます。
この症状は(嫌な予感)・・・
おそらく、コロニアルネオ・・・
屋根を下りて、依頼主様に図面や仕様書を見せていただきました。
セキスイハイムさんが作成された図面や仕様書を、依頼主様と一緒に確認しました。
そして、仕様書の中に・・・
屋根材には「ネオ(屋根材名)とモカブラウン(色)」が記載されていました。
やっぱりそうだ・・・
詳しい屋根のプロは分かりますが、知らない塗装業者さんも多い問題の屋根材でした。
コロニアルネオは、2004年に定められたアスベストの規制をクリアするために開発された、ノンアスベスト屋根材です。
2000年前後は、アスベストに代わる素材が中々見つけられず、屋根材メーカーさんが、ノンアスベスト屋根材の開発に試行錯誤していた時期でした。
2001年頃に、コロニアルネオが販売が開始され、それからおよそ10年後に廃盤になり、築後15年〜20年に、様々な問題を引き起こしています><
もちろんコロニアルネオだけでなく、この頃のノンアスベスト屋根材は、トラブルが多いようです。
コロニアルネオの劣化の特徴は、「ひび割れ」、「欠け」、「層状の剥離」、「変色」です。これらは、化粧スレートの一般的な劣化症状ですが、症状が無数に生じていた場合は、コロニアルネオの可能性が高まります。
コロニアルネオについては、こちらの記事もご参考くださいね。
コロニアルネオをはじめとした、2000年前後のノンアスベスト屋根材は、脆くなっている場合が多く、メンテナンスが非常に難しいんです。
以前ご相談を受けた現場では、塗装業者さんがコロニアルネオとは知らずに高圧洗浄をかけて、屋根が破損してしまった事例もあるくらいです。
塗装のプロにもかかわらず、「知らなかった」では済まされませんよね(>_<)
「洗浄が難しいのであれば、コーキング補修して塗装すればいい」と言う、業者さんも少なからずいらっしゃいますが・・・
全体的に脆い屋根材を部分的にコーキング補修しても、素材そのものの強度が復活することはなく、時間とともにさらに劣化します。
部分的な差し替えも可能ですが・・・、これだけ無数にひび割れがあるとかなりの費用が・・・
それではコロニアルネオなど、2000年頃のノンアスベスト屋根材は、どのようなメンテナンスを行えばよいのでしょうか?
街の屋根やさん水戸店では、「屋根カバー工法」か「葺き替え」をご提案しています。
屋根カバー工法は、新しいルーフィング(防水紙)と屋根材で覆う方法であり、新しい屋根材への葺き替えと比べて、コスト削減や工期短縮が期待できます。
依頼主様に、調査結果と考えられる修繕方法をお伝えしました。
とは言え、部分的な差し替えで済むと思っていたものが、「カバー工法か葺き替えか」といきなり言われても・・・
簡単に、「はい」とは言えないですよね。
コロニアルネオは、ネット上でも沢山の記事があります。そこで、「ご自身でもお調べいただき、今後のメンテナンス方針が固まったらまた呼んでください。」とお伝えして、今回の無料調査を終了しました。
帰りにお庭で取れたトマトをたくさん頂戴し、スタッフで美味しくいただきました(๑>◡<๑)
コロニアルネオを使用した屋根の無料調査はいかがでしたか?
中には、「化粧スレートとは聞いていたけど、コロニアルネオかどうかわからない」と、お困りの方もいらっしゃるでしょう。
もし築後およそ20年が経ち、この間メンテナンスをされていないのであれば、定期点検も兼ねて一度診てもらうとよいでしょう。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane-mito@efc-fy.co.jp
株式会社イーエフシー
〒310-0805
茨城県水戸市中央2丁目10番26号カーサモンテ3F
茨城県の加盟店一覧
電話 0120-989-742
E-Mail yane@okanokougyou.co.jp
株式会社岡野工業
〒300-0332
茨城県稲敷郡阿見町中央1丁目4-8 102号
電話 0120-989-742
E-Mail yane@kasumibisou.com
株式会社霞美装
〒300-0013
茨城県土浦市神立町682−20


街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。

お客様の不安を解消できるように、お問い合わせから工事の完成までの流れをご紹介しています。

街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。

お客様から寄せられた屋根に関する疑問を、当店スタッフが親身に回答しています。

弊社で行った施工事例をご紹介しています。詳細な説明と写真でわかりやすくお伝えします。

弊社の会社概要になります。街の屋根やさんとはこんな会社です。