まずは瓦棒屋根のケレン作業です。

塗装にとってとても重要な作業がケレン作業です。

この作業をしっかり行わないと、いくらいい材料を使って塗装

をしても塗料本来の性能を発揮できないばかりか、

最悪、密着せず、塗膜は剥がれてしまうことももあるので、

しっかり、下地処理を行っています。

サビ止めです。

サビ止め

劣化した鉄の生地が顔を出して錆びつきやすくなった、

そんな時に錆止め塗料を塗装をしておくことによって、

金属が腐食する環境を生み出さないようにすることができ、

金属が腐食するのを防ぐ効果が期待できます。

屋根を綺麗に洗浄後、シーラーをたっぷり塗布していきます。

素地と塗料の密着を高める効果があります。

シーラーは上塗りを塗ってしまうと見えなくなってしまうので、

塗装業者の中には、材料費を抑えるためシーラーを

塗らない所もありますが、その場合、

数年も経たないうちに塗膜が捲れてきたりします。

安い見積もりには注意が必要です。

タスペーサーを挿入します。

「タスペーサー？」って何？って思いますよね。

タスペーサーとは縁切り作業に使う道具です。

「縁切り」？

それは何？？ってなりますよね。

スレート屋根は屋根と屋根の間に隙間があって、

雨が降ったら水を外へ排出するようになっています。

しかし塗装でその隙間を埋めてしまったら、

水が外へ流れていく経路がなくなり、

屋根の内部にたまってしまいます。

たまった水のせいで、屋根が膨張したり、

やがては家の中へ入っていき、雨漏りの原因となってしまいます。

なので、隙間を開けるべく、「縁切り」という作業を行います。