水戸市でリシン吹付の外壁にひび割れ補修を行いながら塗装を開始
更新日：2022年6月13日
水戸市の現場はリシン吹付で仕上げられた外壁です。
「リシン吹付」とは古くからあるモルタル外壁の塗装方法の一つで、通気性や透湿性がよく、表面の凹凸が艶を抑え落ち着いたデザインに仕上がるため、多く用いられてきた方法です。
一方で塗膜が薄い分ひび割れを起こしやすく、また表面に汚れが付着しやすいことから、近年の新築住宅ではあまり使われなくなりました(_ _。)
しっかり塗装を施したはずの外壁に、なぜひび割れが現れるのでしょう？
主な原因として考えられるのは…
外壁塗装の経年劣化／外壁塗装の施工不良／車や電車等の慢性的な振動／地震
この中でも特に「外壁塗装の経年劣化」によるものが多くを占めていますが、複合的な原因でひび割れを起こしている場合もありますので要注意です。
お客様宅の外壁は0.3㎜以下がほとんどでしたが、部分的に0.3㎜を超えるひび割れも確認していたので、塗装前の下準備としてひび割れの補修を行いました。
補修に使用する外壁用下地充填剤は 関西ペイントさんの「アレススーパーホルダーG」です。
付着しているゴミや埃を綺麗に取り除き、ひび割れに沿って充填していきます。
ヘアクラックも逃さず、1階から2階まで全てのひび割れを補修する作業は非常に時間がかかりましたが、これは職人のこだわりといった要素が強いでしょうか。
下処理にどれだけ手間をかけるか…個々に差が出てきてしまうのは、職人の性格や気質に起因するものなのかもしれませんね(^^;)
「ひび割れは上から塗装をすれば埋まるのでは？」とお考えの方もいらっしゃると思います。
たしかに微小なひびは塗り重ねられた塗料により、表面上は見えなくなり隠すことは可能でしょう。
通常外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗りと計3回行います。
1回で付く塗膜厚は約0.03㎜、3回塗ったとしても0.1㎜に届くかどうか…(´๐_๐)
ひび割れの補修は数が多ければ多いほど大変な作業になりますが、外壁塗装を施す前には欠かせないとても大切な工程なのです！
下塗り材は水性ミラクシーラーエコ
下塗り材は旧塗膜にもしっかり密着する、エスケー化研さんの「水性ミラクシーラーエコ」を使用します。
優れた耐水性を持ち、外壁面の微細なひび割れをカバーしつつ防カビ・防藻機能を発揮するシーラーで、下塗り材の中でも塗り上がりがいいことで知られています。
毎日目にする外壁なので、性能はもちろん仕上がり具合まで考えるのがプロです！
下塗り材は旧塗膜にもしっかり密着する、エスケー化研さんの「水性ミラクシーラーエコ」を使用します。
優れた耐水性を持ち、外壁面の微細なひび割れをカバーしつつ防カビ・防藻機能を発揮するシーラーで、下塗り材の中でも塗り上がりがいいことで知られています。
毎日目にする外壁なので、性能はもちろん仕上がり具合まで考えるのがプロです！
下塗りは外壁面を均一に整えるとともに、上塗り材を密着しやすくする働きもあります。
この下塗り材の選び方一つで塗膜の耐久性が左右されますので、より適した材料を見極めなければなりません。
モルタル外壁を丁寧にローラーで塗布していきます。
透明な下塗り材なので塗る前と後の変化が分かりにくく少々残念ですが、すべてを塗り終えた後は、効果が十分に発揮できるよう約1日の期間を設け、しっかりと乾燥させることが重要です！( 'ᴗ' )و
中塗り材は弾性プレミアムシリコン
下塗り材と同様にエスケー化研さんの「弾性プレミアムシリコン」を使用します。
下塗り材と同様にエスケー化研さんの「弾性プレミアムシリコン」を使用します。
中塗り作業は着色仕上げの1回目になります。
お客様が選ばれたのは「SR-109」という灰色がかった少々濃いめのベージュ系で、明るく落ち着いた色合いです。以前のアイボリーと比べ、汚れやくすみがあまり目立たない色味ですね(*^-^)
梅雨に入り毎日芳しくない天候が続きましたが、無事中塗りまで終了しました！
メーカーさんが指定した乾燥時間を経て、いよいよ最終工程の上塗り作業に入ります。
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