奈良市のお客様から『子供がお隣の屋根の樋にボールを入れてしまったので、取ってもらえませんか』とご連絡がありました。
お隣のお家は最近建てられたばかりということで、樋を傷つけずに取りたいとのことでした。

ボールを取るだけならばすぐに終わるので、空いた時間に現場に伺いました。
ボールの撤去後、この機会にと屋根の点検をさせて頂きました。

太陽光パネルの側の瓦のひび割れを発見しました

屋根の形状は切妻屋根で、屋根材は平板瓦でした。

屋根の片面には太陽光パネルが設置されていました。

まだまだ築浅で、平板瓦はとても綺麗に見えましたが、太陽光パネルの側の瓦が１枚ひび割れているのを見つけました。
１度コーキング処理された跡がありましたが、少し隙間が開いているようにも見えました。

まだ、雨漏りは生じていないようですが、瓦１枚の割れでも雨漏りを引き起こす可能性があります。

他にも２枚の瓦の割れを発見しました。
こちらの２枚は太陽光パネルが設置されている箇所にあるため、もしも交換するとなると一旦太陽光パネルを取り外さなくてはなりません。

お客様には写真をお見せしながらご説明させていただきました。
ついでの屋根点検でしたので、屋根の補修などは考えておられませんでしたので、少し検討されるということで見積書を作成いたしました。

後日お客様からご連絡があり、ひび割れていた瓦１枚の交換をご依頼頂きました。

屋根点検の詳細についてはコチラのブログをご覧ください。
　➡　奈良市で隣の屋根の樋に子供さんが入れたボールを取ってほしいと相談

瓦交換工事の開始

ひび割れていた瓦は２階の大屋根にあるため、はしごを３段階に伸ばして屋根に上ります。

今回は足場を組みません。
屋根の上での作業は、落下などの危険を伴うため注意して作業を行います。

ひび割れていた瓦は、袖瓦のすぐ隣に位置します。
問題の瓦を引き抜く前に、まず袖瓦を一旦撤去します。

ひび割れていた瓦を取り外すと、瓦の下の部分が少し湿っているようです。

撤去した瓦はひび割れというより、完全に割れていました。
これでは雨水が内部に侵入していても不思議ではありません。

まだ雨漏りが生じるほど酷い状態に陥る前に瓦を交換出来て良かったですね。

新しい平板瓦を元の位置にはめ込みました。
こちらの瓦屋根は引っ掛け桟工法で施工されていますので、屋根材の下の桟木に瓦を引っ掛けてビス止めします。
ビスでしっかりと固定出来ますので、ズレにくくなります。

瓦交換工事完成！

一旦取り外していた袖瓦も元に戻してしっかりとビス止めしました。
平瓦との隙間にはコーキング剤を注入して、隙間を塞いでおきます。

瓦の交換工事の詳細についてはコチラのブログをご覧ください。
　➡　奈良市の太陽光パネルが設置されている屋根のひび割れた平板瓦を交換

瓦１枚の割れやズレなど、屋根業者に依頼することをためらわれるような軽微な作業も、街の屋根やさん奈良店にお電話ください！
　➡　ちょっとした屋根の補修も街の屋根やさんにお任せください

【今回の工事費用】
　雨樋異物撤去　　　￥10,000
　破損瓦1枚交換工事　￥33,000