街の屋根やさん神戸西店の上橋です。

本日、ご紹介する施工事例は神戸市灘区で行った「3階建てスレート屋根の台風対策・カバー工法」になります(^^)/

７月後半からは毎年台風シーズンとなり、大きな台風が来た場合は屋根が破損することも珍しくありません。

破損するだけでなく近隣さんへの2次災害に発展することも多いので、できれば避けたいことですよね(>_<)

しかし、スレート屋根は耐久性が15年程度と短く放置していると台風の影響を受けやすくなります。

塗装では実現できない台風対策として「スレート屋根のカバー工法」を行いましたのでご紹介していきましょう！！

経年劣化している3階建てスレート屋根を調査！！

コチラが、神戸市灘区にある3階建てのスレート屋根になりますよ(^^)/

築年数は27年で今回が初めてのメンテナンス工事になりますね。

コチラのスレート屋根は全体的に色あせており、一般的なスレート屋根のメンテナンス方法と言えば「塗装」で、築10~15年の間に行うことが理想的です。

しかし、今回のテーマは「台風対策」ですので塗装ではなく「カバー工法」を行っていきますよ！！

スレート屋根の台風対策で「塗装」を選ばなかった理由をご説明しましょう！！

コチラは、経年劣化によりスレート屋根がひび割れている様子です。

塗装を行う場合はこのひび割れたスレート屋根を「コーキング補修」もしくは「差し替え」を行い塗装することが一般的です。

しかし、この様なひび割れが発生しているという事は「他の部分もそのうち割れてくる」という事ですので、長期的な意味で言うと塗装はお勧めできません。

コチラは、表面の撥水機能が低下することにより発生する「スレート屋根の浮き」です。

この場合、塗装を行ってもこの浮きは解消されず台風で被害を受けることが非常に多いです(>_<)

実際に屋根塗装を行って1~2年でスレート屋根が飛ばされてしまい、修理を余儀なくされるお客様も非常に多いですね。

以上のことから、今回のスレート屋根台風対策として「カバー工法」をご提案しました！！

カバー工法は台風対策だけではなく雨漏り対策にもなります！！

スレート屋根のカバー工法は、既存のスレート屋根の上から防水シートを貼っていきます(^^)/

今回の3階建てスレート屋根カバー工法で使用した防水シートは「改質アスファルトルーフィング」と呼ばれるもので、通常の防水シートに比べて釘やビスを貫通させても漏水しない設計になっております。

＜関連記事＞
・屋根の防水シートの重要性と、お勧めの「アスファルトルーフィング」をご紹介はコチラ＞＞＞

屋根カバー工法に限らず防水シートを貼る際は、必ず既定の量を重ねて貼っていきますよ！！

防水シートには10センチのラインで印が入ってますので、そこまでキッチリと重ねて施工していきます(^^)/

屋根を葺いてしまうとやり直しがきかないので要注意です。

防水シートの増し貼りは雨漏り対策にもなりますので、非常に重要な工程ですよ！！

意外と広告費用に含まれていない！カバー工法に必要な板金資材

3階建てスレート屋根のカバー工法で、屋根を葺く前に取り付ける部材を紹介していきましょう(^^)/

コチラは「軒先水切り」と呼ばれるもので、屋根の先端部分に取り付ける部材になります。

既存の屋根の先端部分を隠すための部材で、材質はガルバリウム鋼板となっており錆に強いです。

コチラは「ケラバ水切り」と呼ばれる部材です。

屋根の側面を隠すための板金材で、材質は同じくガルバリウム鋼板となっております。

コチラは「谷板金」ですね(^^)/

屋根の形状によっては存在しないお家もあると思いますが、屋根の中では一番水が流れる部分となりますのでカバー工法を行う際は新しいものに取り換えておきましょう！！

神戸市灘区のスレート屋根のカバー工法で使用した「IG工業スーパーガルテクト」

それでは、神戸市灘区での台風対策、スレート屋根カバー工法でメインとなる新設屋根材をご紹介しましょう(^^)/

使用した屋根材は「IG工業スーパーガルテクト」と呼ばれるガルバリウム鋼板屋根材です。

値段の割にメリットの多い屋根材ですよ！！

【メリット】
・非常に軽量　・ひび割れしない　・台風で飛散しにくい　・断熱効果がある

【デメリット】　
・20~25年で再塗装が必要　・瓦屋根に比べると見た目は劣る

台風対策として、スレート屋根カバー工法で使用するIG工業スーパーガルテクトの特徴の一つが「引っ掛け工法」ですね(^^)/

この様に屋根材を1段一段引っ掛けながらビス固定していくため、台風などで飛散するケースはほぼありません。

ただし、屋根材を釘で固定すると飛散することがあるみたいなので要注意ですよ！！

IG工業スーパーガルテクトをしっかりと引っ掛けてビス固定することにより、台風に強い屋根材となります(^^)/

標準グレードのカラーバリエーションは「ブラック・ブラウン・モスグリーン・ブルー・チャコール」の５色展開で、更に1ランク上のグレードで「フッ素グレード」がありますがコチラのカラーバリエーションは「ブラック・ブラウン」の２色のみとなっております。

フッ素グレードは表面の色あせ保証が標準グレードに比べて5年長いのが特徴ですが、現在コロナの影響で生産が止まっておりますm(__)m

スレート屋根のカバー工法で必要な仕上げ材

スレート屋根のカバー工法の仕上げとして「棟板金」を取り付けていきます(^^)/

棟板金は、屋根と屋根の接合部分から雨の侵入を防ぐための部材で材質はガルバリウム鋼板となります。

この棟板金ですが、しっかりと固定していないと台風で飛散するケースが多いので要注意ですよ！！

コチラは「雨押え板金」となります(^^)/

屋根と外壁が取り合う部分から雨の侵入を防ぐための板金材で、下屋根などの収めとして使用する部材ですね。

コチラの材質もガルバリウム鋼板です。

この様な感じで、神戸市灘区のスレート屋根台風対策が完了しました(^^)/

カバー工法は台風対策だけではなく、雨漏り対策も兼ねているのでお勧めの工法ですよ！！

カバー工法の費用は1㎡当たり税込みで10,000円～となっており、葺き替え工事の場合は1㎡当たり税込みで14,000円～となっております。

価格が大きく変わるので、雨漏りしていないうちにカバー工法をご検討されてはいかがでしょうか？？

各地域でスレート屋根のカバー工法を頻繁に行っております(^^)/

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屋根カバー工法は街の屋根やさん神戸西店にお任せください！！

という事で、今回はスレート屋根の台風対策として「カバー工法」をご紹介してきました(^^)/

カバー工法に使用する新設屋根材ですが、色んな形状の屋根材が使用可能でそれぞれにメリット・デメリットが存在します。

全てをご提案することは難しいですが、お勧めの屋根材を何点かご提案させていただきますので、価格も比較しながらご検討くださいね！！

今お住いのお家やお勤め先の工場や事務所をこの先どうしていきたいかが重要で、それに見合ったご提案をすることが街の屋根やさん神戸西店の仕事だと思っております(*^^*)

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