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伊丹市 漆喰の詰めすぎが原因?瓦屋根で引き起こされた雨漏り
更新日:2024年3月15日
上写真の屋根の頂上にある棟部分に見える白い部分が漆喰です。
瓦屋根の瓦どうしを接着したり、隙間を埋めて雨水の浸入を防いでくれています。
また、真っ白な漆喰は和風建築の美観をさらに高めてくれますね。
そもそもこの漆喰、何から出来ているかご存知でしょうか。
漆喰の主成分は、消石灰です。
昔は消石灰に海藻を炊き上げてつくったのりと、藁(わら)や麻の繊維を練り込作られていました。現代ではさらに防水性を高めて経年劣化を防ぐために、合成樹脂や化学繊維が練り込まれているものもあり、製品によって様々な工夫がされてあります。
では、実際に伊丹市のお住まいで起きた
漆喰の劣化による雨漏りの様子をご紹介いたします。
伊丹市×瓦屋根の漆喰(雨漏り)調査 ①雨漏りの確認
まずは、屋根裏の様子を見させていただきました。
確かにあちこちに雨染みが見受けられます。
雨染みの形状から見て、屋根の頂上付近からの浸入が考えられます。
いたるところに雨が落ちている跡が見受けられました。
この真下の部屋まで雨漏りがあるとのことで、今日までご不安な思いをされていたと思います。
一刻も早く原因を追究していきましょう。
屋根に上ると、釉薬瓦で葺かれた綺麗な瓦屋根でした!
釉薬瓦とは、粘土瓦の表面に釉薬と呼ばれるガラス質の膜を施した瓦です。
釉薬瓦は以下のような特性があり、長く日本の家を守ってきた屋根材です(*^^*)
防水性: 雨水の浸入を防ぎ、雨漏りを抑制
耐久性: 凍害や紫外線による劣化を防ぎ、長持ち
美観: 様々な色や模様を出すことができ、デザイン性に優れる
全体的にパッと見たところでは、雨漏りが起きてしまうようなひどい状態には見えませんね。
一部、凍て割れ(いてわれ)が起こっている瓦がありました。
凍て割れは、冬に気温が著しく下がった際に、瓦に含まれた微量の水分が凍結したり溶けたりを繰り返すことにより、水分の体積が膨張して瓦の表面が割れてしまう現象です。
寒い地域の瓦屋根はよく凍て割れを起こしますが、近畿圏でも建物や立地によってこのように凍て割れが起こります。
凍て割れた瓦は差し替える必要がありますが、それでも瓦は全体的に状態は良く、まだまだ頑張ってくれる状態でした!
伊丹市×瓦屋根の漆喰(雨漏り)調査 ④漆喰の経年劣化
瓦屋根からの雨漏りの場合、台風などの風災や震災後に瓦が剥がれて起きる場合も多いのですが、そうでない場合は原因は瓦でなく漆喰の方であることが非常に多いです。
ご存知のとおり、日本の寺社仏閣など伝統的な建築物に使用される瓦は、他の屋根材と比較しても寿命はかなり長く、経年劣化しにくいものです。
ただ、その瓦の接着や隙間を埋めるために使用される漆喰は、15年から20年で劣化してしまうため、定期的なメンテナンスが重要です。
こちらの漆喰はヒビや剥がれもかなり目立ち、劣化が進んでいることがわかります。
伊丹市×瓦屋根の漆喰(雨漏り)調査 ⑤詰めすぎた漆喰
先述したように、漆喰は瓦の隙間を埋めて屋根の内部に雨が浸入するのを防いでくれています。
ただ、漆喰を多く詰めすぎてしまうと逆に屋根の内部に雨水を呼び込んでしまいます。上写真のように、棟には施工された漆喰の上にのし瓦という短冊形の瓦が積まれています。
雨が降ってきた時、雨水は当然この瓦を伝って下に落ちていき、瓦の継ぎ目からも少量ですが雨水が入り込みます。
漆喰がある程度瓦よりも奥に施工されていれば、その継ぎ目から入った雨水は漆喰の表面を伝って屋根面に流れ落ちてくれます。そのため、瓦屋根の棟を施工する際は必ずのし瓦よりも奥に漆喰を施工します。しかし、こちらの瓦屋根の漆喰は詰めすぎてのし瓦よりもせり出してしまっているため、落ちてきた雨水が劣化した漆喰の内側に入り込みやすい状態になっているのです。
漆喰の詰めすぎにより棟の内部に雨水が繰り返し浸入する状態が続くとどうなるでしょうか。
築年数が経った瓦屋根の棟の内部には、土台としてたいてい『葺き土』と呼ばれる粘土質の土が詰められています。
土はご存じのとおり、濡れたり乾いたりを繰り返せばボロボロに崩れやすくなります。
そのため、元々は密着していた葺き土と瓦の密着性がなくなってくることによって瓦がズレやすくなり、さらに隙間が出来て雨水の浸入経路が増えるという悪循環が生まれます。
土台の葺き土が崩れた棟は、瓦が少しずつズレてくることによって横から見ると凸凹になっており、全体的に歪んで見えます。全体的に歪んでしまった棟からは雨が降るたびに一定量の雨水が浸入してしまうため、葺き土の下の野地板などの屋根下地が繰り返し濡れて腐食し、さらにその下の屋根裏へ雨水が浸透していきます。屋根裏が濡れて傷みが進行すれば、今回のように室内にまで雨漏りが発生することになるのです。
こうなると、棟の瓦を一部動かしたぐらいでは何も解決しません。
棟全体の瓦を一旦解体して積み直す必要があります。
伊丹市×瓦屋根の漆喰(雨漏り)調査 ⑧報告とご提案
伊丹市で漆喰の点検・メンテナンスなら「街の屋根やさん神戸店」へ
今回のような漆喰の詰めすぎを含め、雨漏りにはお住まいによって様々な原因があります。現時点で目立ったトラブルがなくても、すべての屋根には必ず『耐用年数
』があり、
定期的な補修が必要です。補修などを
しないまま放置すると、お住まいの要である躯体や屋根裏を腐食させてしまうこともあるので、
築後10年ごとにはプロに点検を依頼して大切なお住まいの状態をチェックしておきましょう。
築年数が経ってお住まいが古くなってきても、『家の補修やメンテナンスなんてまだ必要なさそうだし・・・』『不要な工事をされそうで不安・・・』
という不安がある方、よくわからないためにどこにも相談できない方。そんな皆様のご不安を解決するために、街の屋根やさん神戸店の「無料お住まい調査」があります。
お住まいの屋根はもちろんのこと、屋根以外の気になっていた点、気付いていなかった点についてプロが調査し、丁寧に分かりやすくご説明いたします!
お住まいの気になる事、疑問などがございましたらなんでもお問い合わせくださいね。
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屋根カバー工法の工事後アンケート
工事後のアンケートに答えていただきました!
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屋根葺き替えの工事後アンケート
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防水工事の初回アンケート
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千葉県 | 防水工事
- Q2.工事を検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
- ベランダからの雨漏り
- Q3.弊社をどのように探しましたか?
- ネットで
- Q4.弊社を知りすぐにお問合せをされましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
- すぐ電話した
- Q5.何が決め手となり弊社にお問合せをされましたか?
- ホームページに詳しく雨漏り工事の過程が載っていたから
- Q6.実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたでしょうか?
- 説明も明瞭で感じが良かった
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