樹脂製の貫板材（タフモック）は木材より腐食に強いため、棟板金工事の際に採用されることが増えてきています

こんにちは！！『街の屋根やさんいわき店』です。
今回は棟板金の貫板材についてお話をさせて頂きます。

貫板（ぬきいた）はあまり馴染みのない言葉なため、いまいちピンと来ない方も多いかと思います。
簡単に説明してしまうと、棟板金の役物を取り付けるための下地材のことを指します。

昔は木材の貫板材が当たり前でしたが、近年樹脂製の貫板材を使用する業者様が増えてきています。

なぜ樹脂製の貫板材が採用されるのかといいますと、
腐食に強いからです！！

弊社でも昔から当たり前のように木製の貫板材を使用してきましたので、樹脂製の貫板を取り入れ始めた頃はどうもしっくり来ませんでしたが、やはり耐久性は樹脂製の貫板の方が上です！！

今ではお客様のご要望に合わせて貫板材もお選びいただいております。

木製の貫板材は一度雨水が侵入してしまいますと、どんどん木が朽ちてきてしまいポロポロとした状態に陥ってしまいます。

そうなりますと雨漏りに繋がってしまうことも考えられますので、腐食に強い樹脂製の貫板材が採用されることが増えてきました。

今回の現場では、棟板金の貫板材のみの交換を行いました

今回の現場では、棟板金の役物はそのまま使用し、貫板のみの交換作業を行いました。

役物は貫板の交換後に再び使用するため、丁寧に取り外しました。
今回はご予算の関係と、役物の状態がよかったため取り入した役物を再度使用しましたが、
通常の棟板金の交換工事ですと新たな役物を作成し、取り付けを行います。

ほとんどの現場で自社の作業場にて作成した役物を使用しています。
自社で役物を加工し作成する一番のメリットとしては、リフォーム工事に臨機応変に対応できるところです。

役物を取り外し既存の木材の貫板の状態です

既存の棟板金の役物を取り外しますと、木製の貫板材がむき出しの状態となりました。
ところどころ黒くなっているのがお分かりでしょうか？？

雨水が侵入してしまった形跡が見られます。

下り棟の先端部分にも腐食が見られます

下り棟の貫板の様子です。
先程の貫板よりも腐食が進み先端部分の木がなくなってしまいボロボロとはがれやすい状態になっています。

このような状態のままにしてしまうと、屋根材の下へ雨水が侵入してしまう可能性が高くなります。

屋根の塗装工事の際など、棟のメンテナンスもされておくと雨漏りの可能性は格段に減少します。
今回の現場も屋根塗装工事を行ったばかりの屋根でした。
棟板金の役物はまだそのまま使える状態でしたので、下地の貫板のみの交換を行うことになりました。

樹脂製の貫板への交換が完了しました

木製の貫板材を綺麗に撤去し、樹脂製の貫板を取り付けました。
続いてここに先程外した棟板金の役物を再び取り付けていきます。

棟板金の役物の再取り付け

棟板金の役物を全て取り付けたら、貫板の交換の完了です

既存の役物を再度丁寧に取り付けたら、貫板の交換作業は完了となります。
下地の貫板を耐久性が高いものへ交換したことにより雨漏りの心配もなくなりました。

『街の屋根やさんいわき店』では、お客様のご予算やご希望に合わせた工事プランをご提案させていただきます。

・広範囲をしっかり修繕し雨漏りゼロの工事を行う
・現在不具合がある箇所のみ、ピンポイントで修繕工事をする

施工範囲や方法も多種多様ですので、お客様一人一人のご要望にあった施工を行わせていただきます。

一か所のみの小さな工事から、屋根全体の大規模な工事までどんな工事でも喜んで承ります!!『街の屋根やさんいわき店』までお気軽にお問い合わせください。