名古屋市緑区｜雨樋が漏れているような気がするんですが…
更新日：2023年6月20日
名古屋市緑区にお住いのお客様から「雨樋が途中で漏れているような気がするんですが見てもらえますか？」という連絡がありました。
築年数が40年くらい経つ建物で、和瓦のお宅です。
2階の樋もそうですが、特に気になるのは玄関の所だそうです。
出入りする部分ですので、本来当たらない雨が当たってしまうのでどうしても気になるという事でした。
念の為、瓦から順に見ていきます。
瓦の方は、瓦止めをされていますので、大きなｽﾞﾚはないようです。
漆喰も綺麗な状態を保っています。
雨樋の方ですが、軒樋（横方向の樋）は半丸ﾀｲﾌﾟの物を使用しています。
この半丸ﾀｲﾌﾟの樋は、年数が経つと、受口が広がってしまいます。
それに加え、樋を受けている金具の間隔が広いので、広がった受口の部分から雨が流れ落ちてしまっているようです。
写真でも分かると思いますが半丸がだんだんと平らに近くなってきます。
こちらの角度の方が分かりやすいと思います。
たわんでしまっている所が、ちょうど人の出入りする部分にあたってしまうようです。
大屋根の樋も同じような症状がありますが、下屋根に落ちるのであまり気にならないかと思います。しかし、下屋根に雨が落ちると、瓦の隙間に入り込んだり、跳ねて壁を傷めてしまう事もあります。
こちらは、大屋根のケラバの部分になりますが、瓦がずれてしまいのこぎりの刃のようにガタガタになっています。
瓦がずれると余計な隙間ができてしまうので、下地を傷め、雨漏りの原因になることもあります。
雨樋にも大事な役割がありますので、少しは気にして頂けると大事にならずに済むと思います。
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