新潟市西区にお住まいの方より、棟板金が飛散したので見て欲しいとご連絡を頂き、早速被害状況を確認するために訪問してきました。

現地調査

棟板金が飛散したのは一部分でしたが、軒先から板金の継ぎ目まで折れている状況で棟板金の下地材である貫板を見てみると、腐食し一部飛散しており再利用できるような状態ではありませんでした。

雨水をかなり吸い込んでいる状況で、触ると粉々になるくらい腐っていました。

このままの状態では貫板から屋根上に雨水が侵入し雨漏れする恐れがありますので、早めに修繕した方が良いと思いますが、その前に雨漏れしないように応急処置が必要です。

お客様に現状を伝え、応急処置を行うように促しその場で応急処置を行いました。

応急処置

今回の応急処置は、既存の貫板が腐食しており釘が効かない状態だったため新しく下地材を施工しました。

下地材を設置した後、その上からルーフィングシート（防水シート）を施工し雨水が屋内に漏れないよう処置を行いました。

既存の板金をもと通りに戻しビスで固定しましたが、板金自体飛散したことによって傷んでいるため交換が必要です。

また今回飛散した箇所以外にも貫板が腐食していることが確認できましたので、5ｍほど下地、棟板金を交換した方が良い状況です。

早めに対処しておくことで後の二次被害などに繋がらないと思いますので、早めに対処が大切です。初期の対処によって建物の耐久性などが左右されます。

そして今回のような風害でしたら、火災保険を使い修繕工事を行うことが出来ますので、加入されている保険会社にご相談し工事を行ってみてはいかがでしょうか。