川崎市川崎区の雨漏り|葺き直し工事のメリット・デメリット
更新日:2017年01月18日
川崎市川崎区の雨漏りでお問い合わせを頂いていた現場です。防水紙や谷板金に穴が開いていることを確認しましたので、屋根全体を補修する必要があります。
瓦屋根の工事では葺き直し工事か葺き替え工事を行いますがどのような違いがあるのかご存知でしょうか?

まず簡単に葺き直し工事とは今ある瓦を使用して補修します。丁寧に剥がし積んで防水紙を張り直してもう一度瓦を戻します。再利用しますので瓦は丁寧に扱わなければならず、廃盤瓦の場合は在庫もありませんので、違う色の瓦などで代替することも考えなくてはなりません。同じ瓦が無い場合見栄えに大きく影響してしまいますので注意しなければなりません。
右写真のように瓦を並べて保管しながら作業を行いますので、葺き替え工事よりも施工費が高くなる可能性もあります。

瓦を外してからはどの工事も同様に防水紙を下から貼っていきます。雨水を流し雨漏りを止めているのは屋根材ではなく防水紙です。一般的なアスファルトルーフィングから超高耐久性のマスタールーフィングと様々な下葺き材がありますので費用とメンテナンスサイクルと合わせ選んで頂ければと思います。

谷板金との取り合いもしっかりと防水紙を下に敷き雨水の侵入を防ぎます。瓦を元通りに積み重ねて漆喰で棟を直し、葺き直し工事は終了です。
瓦は現在、耐震性の問題から軽量屋根に葺き替える方も増えてきていますが、瓦の趣が好きという方もいらっしゃいますし、当然葺き替えよりも屋根材の再利用で費用を抑えられます。瓦自体はとても丈夫な材料ですので住宅の劣化具合などを見ながら日本の文化を守って頂ければと思います!
記事内に記載されている金額は2017年01月18日時点での費用となります。
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