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遠田郡美里町│地震で歪んだ板金屋根の部分解体・ルーフィング
更新日:2022年2月21日
遠田郡美里町の葬祭会館の板金屋根が、11年前の東日本大震災の揺れで変形したために、変形した箇所の葺き替えを行うことになりました。
今回は、既存屋根の部分解体とルーフィング施工の様子をご紹介します。
ご覧の通り、こちらの屋根の周囲全体はパラペットで覆われており、他に大きな被害もなかったため、地震の直後には被害に気づかず、最近遠くから眺める機会がたまたまあって、ようやく屋根が変形してることに気づいたそうです。
地震の揺れで中央部分に力が集中してしまったのか、屋根の南北面ともに真ん中が変形して大きく盛り上がっています。
折れ曲がった部分は塗装が剥がれ、錆びが進んでいます。
その他にも、経年劣化のため全体的に錆びが気になります。
特にLアングルを固定していた雪止金具の錆びが目立ち、錆び移りも心配です。
本来ならば、屋根全体の葺き替えをご提案したいところですが、お客様のご予算が限られているため、葺き替えは変形のひどい屋根中央部分のみ行うこととなりました。
他に、錆びたLアングル固定金具の交換と、屋根材劣化の進行を抑えるために全体的な塗装工事も行います。
今回は、工事を最小限に済ませるために、変形の酷い屋根中央部分だけをSGL鋼板(次世代ガルバリウム鋼板)の屋根材へ葺き替えます。
そのため、解体は葺き替えする中央部分のみ行います。具体的には、左の航空写真の赤く塗りつぶした部分のみを解体します。
早速解体を始めます。
まずは屋根てっぺんにある棟板金から解体します。この棟板金は葺き替えの際に再利用するので、傷をつけないように丁寧に取り外します。
棟板金を撤去すると、木下地(ヌキ板)が現れます。
この木下地も解体します。
棟の解体が終わったら、屋根下地を傷付けないように既存のAT2段葺屋根材を切断しながら撤去していきます。併せて下葺き材(防水シート)も解体します。
地震で変形した部分だけの解体が終わりました。
既存の屋根材を切断した部分は、新しく交換する屋根材との境目になります。
この部分で雨水が横走りをして屋根に浸水しないよう、折り返し(雨返し)を付けます。
既存屋根材の切断部の上から下まで、手作業で折り返しを付けました。
細かい作業ですが、雨水の浸入を防ぐための大事な工程です。
こちらの屋根は、下地材にセメントボードが使用されており、通常のルーフィングを固定する針(ステープル)を刺すことができません。
そのため、今回は「タディスセルフ」という粘着層が裏全面に付いた改質アスファルトルーフィング材を使用します。
タディスセルフの貼り方は、ステープルで固定しない以外は通常のルーフィングと同じです。
施工マニュアルに従い、軒先から棟に向かって十分な重なりを取りながら、貼り付けていきます。
タディスセルフを貼り終えたら、ブルーシートで養生して本日の工程は完了です。
次回、新しいSGL鋼板の屋根材を葺き、Lアングルを固定している雪止金具を交換する予定です。
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