先日、水戸市内に三階建てのマンションを所有するオーナー様より
『屋上からの雨漏りを、次の雨が降る前に止めてほしい』

と、切実なご相談があり、今回は現場で応急的修理を行ってきました。

お住いになられている複数の住人様から管理会社様に雨漏りの連絡があり、オーナー様がインターネットで検索され、当店にご連絡を頂きました。

『大規模修繕は考えているので、先ずは簡易的な雨漏り修理を』とのご希望です。

ご連絡を頂いたのは【月曜日】ですが、【週末の土曜日は雨の予報】です！
今回は、スケジュール調整と時間との闘いになる現場でした(>_<)

屋上に上がってみると、塩ビのシート防水である事が確認できました。
シート防水には、ゴムシートと塩ビ製シートがありますが見分け方は比較的簡単です。

ゴムシート防水防水：10年～15年
塩ビシート防水：10年～20年

シート防水は雨漏りに強い防水層ですが、亀裂や破損が起こるとたちまち雨漏りに直結しまうリスクを伴う防水層でもある為、定期的なチェツクが必要です。

以前から雨漏りが複数回発生したとの情報で、テープで補修してありましたが、状態を確認する為に補修テープを剥がしてみました。

その際に、塩ビ製シート防水にウレタン防水を流したと思われますが、全く密着しておらず、テープと一緒に薄皮のように剥がれてしまいました。

通常、基材と塗料が密着していれば、テープを剥がしても剥離はしません。

塩ビ製のシート防水への塗料防水は、密着不足となるためあまりお勧めできませんので、御覧の皆様はご注意くださいね(>_<)

シート防水の厚みは1.5㎜～2.5㎜ありますが、そのシートが貫通してしまえば雨水は下地まで通水し雨漏りを起こします。

普段は入る事のない屋上屋根！不具合の発見が遅れるのが難点です( ;∀;)

ただ・・・実はもっと大変な事になっている箇所があります！

15時から別案件での対応約束があり時間も限られていたため、スタッフもう一名を現場に呼び対応しました(”ω”)ノ

ただし、この状態を放置しておけば通路の天井へ漏水し、破損部は増えてしまいます。
時間がない中の応急処置なので、この部分は養生シートで簡易的に雨養生しました。

これで、降雨でも直ぐに漏れる事はありませんが、あくまでも緊急の応急対策です。
梅雨前までに、本格的な防水工事を行うのが望ましいと思います。

そして、その面積全てを細かく歩きながらチェツクすると・・・
合計32か所の亀裂な穴が確認できました。

勿論、全てに補修を行いましたが、その数のおかげで昼食は抜き・・・( ;∀;)

お腹が空いたまま次の現場に向かう事になりましたが、土曜日に予定通りに降った雨で、雨漏りは治まったとの事でホッとしました(#^.^#)

しかし、まさかの時のその場しのぎにはなってくれます。
本工事までの時間稼ぎであれば、簡易的な補修も一案です。

『あれっ？なんかおかしい？？』『雨漏りか？？』と思ったら、放置せずに街の屋根やさん水戸店にご相談下さい。

経験豊富なスタッフが、お客様と一緒に解決策を考えます＼(^o^)／