本日は古河市で行った竪樋の部分修理と、古い竪樋金具により破損したモルタル壁の簡易的な補修についてお届けいたします。

「雨樋が一箇所壊れただけでわざわざ来てもらって申し訳ない」とおっしゃっていましたが、こちらこそまたお電話をいただきありがとうございました(* ᴗ ᴗ)⁾⁾

早速雨樋を拝見したところ、竪樋と呼び樋のエルボ（ジョイントパイプ）が壊れています。
地震で外れてしまったそうですが、応急処置を施した粘着テープも剥がれてしまい、雨が降る度に水が流れ出してとても困っていたとのことでした。

外壁にそのまま打ち込まれていたため、年月とともに金具の周囲のモルタルが崩れ、周囲にはひび割れが広がっていました。

コーキングは雨水の浸透を防ぎ、外壁の内部まで劣化させないために必要な作業です。

変成シリコンは樹脂を主成分とした湿気硬化型の接着剤です。
硬化後は衝撃や振動に強く、耐久性にも優れていることから、建物に多く使われています。

モルタル壁の比較的大きなひび割れも、同様に変成シリコンで簡易修復を行いました。

以前と異なり2箇所をビスで留めているのでしっかりと竪樋が固定され、地震や強風でもそう簡単に緩むことはありません(*ゝ∀･)v

エルボは接続の向きを変えられる自在型や、あらかじめ固定角度が決められたもの等々、接続する部位により様々な形がありますので、適したタイプを選ぶことが重要です。

今回は、破損した古いものと同様に角度80°の固定型丸エルボを使用しました。

雨樋専用の接着剤はできるだけ薄く均一に塗り、差し込み代のラインまでしっかりとはめ込みます。

今回はエルボを補修する際に、同時に竪樋の部分交換も行いました。

新しく設けた竪樋金具よりも上方に位置を決め、竪樋を専用ののこぎりで切断します。あらかじめサイズを確認しておいた新しい竪樋を、「継手」と呼ばれる部品を用いて既存の竪樋と繋げていきます。

因みに竪樋に使用するのは「縦継手」、軒樋に使用するのは「軒継手」と言います
いずれも樋に合ったものを選ばないとしっかり接続できませんので、注意が必要です。

下のエルボとはめ込み、竪樋金具に固定したら、竪樋の部分補修は終了です！

せっかく先に繋がる竪樋の破損を直したにもかかわらず、雨水を集めて下に誘導する集水器と呼び樋が壊れていては元も子もありません(`･_･´;)

こちらはパーツに破損がなかったため、雨樋用接着剤と塩ビパイプ用接着剤を使い、サービスの一環で修理を済ませました。

「こんな小さな破損で大丈夫？」「一箇所しか壊れていないけど…」
軽微な工事や修繕でも大丈夫です！
雨樋以外でもお困り事がありましたら、街の屋根やさん水戸店までぜひご相談ください。

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