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雨漏りが原因で虫の発生や建物以外にもたくさんの二次被害が発生
更新日:2021年12月17日
春は寒冷前線や低気圧の急激な発達などによって、雨漏りなどの被害が起こりやすい季節です。
また、この季節は虫の産卵期などが重なり、虫の被害も多くなります。みなさんは、雨漏りが原因で虫の発生が起こってしまう事をご存じでしょうか?
雨漏りと虫の発生??って多くの皆さんがピンと来ないですよね。しかし、雨漏りが進行すると様々な虫の発生に繋がる可能性があるのです。
今回は、雨漏りで虫が大量発生する原因や建物以外に発生する二次被害とご一緒に、屋根・サッシ・外壁からの雨漏り箇所などをご紹介させて頂きます。
まずは、ポタポタと雨漏りする雨漏り箇所を見て行きましょう!
『棟部分のズレや浮き』
『屋根材の破損』
| ・雨漏りの原因 | ・詳細 |
| 『棟部分の破損』 | 屋根の頂上にある『棟』は、雨水の浸入を防ぐ重要な役割を担っており”瓦”や”板金”で覆われています。
棟は、屋根の接合部分となり”風雨の被害”を受けやすい部位です。
築年数が経過した建物は、知らない間に”棟”に風雨の影響による劣化症状が現れやすくなります。
主な被害は、瓦屋根の場合は”漆喰の劣化(剥がれ・欠け)”によって棟のズレや歪みが生じます。
また、スレート・金属屋根の場合は、棟をまとめる棟板金の浮きや、板金を固定している釘・ビスの外れが挙げられます。
上記の様な被害によって雨水の浸入経路ができ、建物内部に雨水が入り込む事で、天井に雨染みができる原因になります。 |
| 〖屋根材の破損〗 | 瓦やスレート屋根の場合、台風(暴風・飛来物)や地震(衝撃)・経年劣化によって屋根材に割れやズレが生じます。
屋根材の割れやズレは、その部分に隙間が出来ている証拠なので、隙間から雨水の浸入を許し雨漏りに繋がります。
スレート屋根に関しては、塗装が施され塗膜効果が切れてしまうと水分を多く含む状態となり、
”湿潤↔乾燥”を繰り返す事で、反り上がりや亀裂が入る不具合が生じます。
瓦屋根は、台風や地震などの自然災害が原因で割れやズレが起ります。 |
〖防水シートの破損〗
〖コーキングの劣化〗
| ・雨漏りの原因 | ・詳細 |
| 〖防水シートの 劣化〗 | 屋根材(瓦・スレート・金属)の下には、雨水の浸入をくい止める役割があるシート状の防水建材・防水シートが敷かれています。
小雨程度であれば、屋根材のみで防水機能は果たす事が出来ますが、台風などの暴風雨では雨水が屋根材の下まで浸入する事があり、侵入した雨水は防水シートの上を流れ雨樋で排出されます。
この様に【屋根材=1次防水】【防水シート=2次防水】の2段構造で、屋根の防水機能が保たれているのです。
しかし、屋根材の破損や剥がれなどを長く放置していると、雨水が浸食し防水シートが濡れ腐食が進行したり、また紫外線や風雨に晒される事で傷み、防水機能が低下し雨漏りの発生に繋がります。 |
| 〖コーキングの 劣化〗 | 屋根材同士に”隙間”が出来たり”ひび割れ”が起こると、コーキング材(弾力性のある樹脂)を使って、〖雨漏りの補修〗や〖ひび割れ〗の一時的な補修を行います。
しかし、コーキンング材は長期的に紫外線にさらされると弾力を失い劣化し、破断や欠落が起こる事で、隙間が生じたコーキング箇所から雨水が浸入し雨漏りに繋がる原因になります。 |
〖サッシ〗
〖外壁〗
| ・雨漏りの原因 | ・詳細 |
| 〖サッシからの 雨漏り〗 | サッシからの雨漏りの原因に上げられるのが、コーキングの劣化です。
サッシを設置する際に、外壁との間にできる隙間をコーキングで埋めて、雨水の浸入を防ぐ防水の役割があります。
コーキングは、紫外線や風雨など様々な原因によって、約10年程で寿命を迎えます。
ひび割れや剥がれ等が起こり隙間ができ、雨漏りの原因となります。
【コーキング劣化の段階】
やせ細ってくる→徐々に弾力がなくなる→固くなる→ひび割れが目立つ→剥がれや破断が起こる→雨水が浸入 |
| 〖外壁のからの 雨漏り〗 | 外壁に使用されている建材は、雨水や紫外線などに長期間耐久できる素材ではない為、塗装を施して雨水や紫外線から保護しています。
外壁塗装が劣化して防護力を失ってしまうと、外壁本体に雨や紫外線の影響を受け、外壁材が一気に劣化してしまう可能性があります。
外壁材本体にひび割れが生じ、内部に貫通したひびの幅が1mm以上あれば要注意です!
また外壁材の継ぎ目には、隙間を塞ぐ為にコーキングが施されています。
しかし、時間の経過と共に劣化し、硬くなってひび割れてしまいます。
コーキングにひび割れが見られると、雨漏りに繋がる危険が一気に高まります。 |
雨漏りも場合によっては『建物・火災保険』が適用される事も・・・!
建物内部に発生した雨漏りの中で、自然災害が原因によって起こった雨漏りの被害箇所・修理費用は、多くの皆さんがマイホーム購入時にご契約されている『建物・火災保険』が適用される場合があります
屋根瓦のズレや割れ、棟板金の飛散、雨樋の外れや落下など・・
そこから雨水が浸入し、雨漏れが起こってしまう事例が多く挙げられます。
まずは、ご契約されている火災保険・基本補償の中に『風災』が付帯されているか確認して見ましょう!
『風災』は風によって被害を受けた場合に補償され、台風をはじめ、突風や竜巻・暴風による被害も『風災』補償に含まれます。
被害に遭われた時は、保険会社へご連絡して保険金請求の申請を行いましょう。但し、申請期間は被害に遭われてから『3年以内』です。
建物の被害を放置してしまうと、建物全体の劣化に繋がりますので、被害に遭われたら早めに保険会社へ連絡して頂く事が大切です。
!注意!
火災保険は、あくまで災害の被害に遭った箇所を元の状態に復旧させる為のもので、経年劣化によって起こった破損などの被害は、保険適用対象外となりますのでご注意下さい!
天井からポタポタと雨音が聞こえた時は、屋根・サッシ・外壁から雨漏りが発生している可能性があります!
また症状が進行して行くと、建物への被害が大きくなり、大掛かりな工事が必要になってきます。
そうならない為にも、専門の業者さんへ相談して頂く事をオススメ致します。
天井からポタポタ雨漏りする箇所や症状についてご紹介させて頂きました。
雨漏りがもたらす被害は建物の破損や水濡れだけに留まらず、二次的な被害を引き起す事があります。
その中の一つに【虫(害虫)の発生】が挙げられます。
まずは、雨漏りが原因で発生する可能性がある虫(害虫)にはどの様な種類がいるのか見て行きましょう。
雨漏りが原因で発生する可能性が高い”虫(害虫)”の種類は??
〖シロアリ〗
建物に浸入し木材を食べるシロアリは、湿った木材を好みます。
雨漏りで長期間、木材が濡れていると、地中から浸入したシロアリに木材を食べられる恐れがあります。
建物の木材が濡れている状態は、シロアリ以外にも、腐蝕や倒壊等のリスクを抱える原因となるので、注意しましょう!
画像はアース製薬を参照
〖ダニ〗
ダニはカビを餌とする為、建物の木材やクロスなどにカビが発生すると、家の中に発生しやすくなります。
繁殖したダニが布団や畳に住み着いてしまうと、アレルギー症状などの被害が起こってしまいます!
画像はアース製薬を参照
〖チャタテムシ〗
チャタテムシは、本や段ボールに住み着き、湿気を好んで住み着く虫です。
直接的に害を及ぼす事はありませんが、死骸がアレルギー症状を引き起こし、チャタテムシを食べるダニの発生原因になる二次的な被害を起こす恐れがあります!
画像はアース製薬を参照
雨漏りによって発生してしまう”虫(害虫)”についてご紹介をさせて頂きました。
雨漏りによって水分過多になった木材が腐食してくいると、腐朽菌(木材を腐らせる菌)の周辺には、木材の水分を栄養源としているシロアリが発生したり、他にも湿気が大好きなゴキブリが発生しやすくなります。
雨漏りで虫(害虫)を大量発生させてしまう主な原因は【湿気】です!
雨漏りによる【湿気】のせいで様々な虫(害虫)を呼び寄せる原因になり、建物や人に被害をもたらす虫(害虫)は、雨漏りと同様に注意すべき存在と言えるでしょう。雨漏りに加え虫(害虫)まで発生!このような状況には遭いたくないですよね。
雨漏りは、雨水が建物内部に侵入し躯体を劣化させるだけでなく、雨水が浸入する事が原因となって更に別の被害を引き起してしまう可能性があります。
ここからは、雨漏りによって建物以外に発生してしまう他の二次被害についてご紹介させて頂きます!
雨水が配線や家電コードに浸入すると、【漏電】を引き起す恐れがあります!
漏電していると、家電を稼働させる際に余分な電力の消費や、コードに接触して感電事故などが起こり、非常に危険です!
漏電した箇所に燃えやすい物があると、火災の恐れがあり、雨漏りが発生してる時は、付近の家電を別の場所に避難させましょう!
雨水が木製の家具や家電等に掛かってしまうと、故障や劣化の原因になってしまいます。
家具が木製であれば、木材と同様に”カビ”を発生させてしまう事も・・・!
クローゼットやタンス等の収納家具に雨水が落ちると、収納されている衣類やカバンなどにも被害が及んでしまう可能性があります。
家財道具への被害が拡大してしまうと、経済的な損失も大きく、思い入れがある大切な物や貴重品などは被害を受ける前に、シッカリと対策を行いましょう。
雨漏りで建物に湿気が溜まると、カビの発生や湿気を好むネズミなどの害獣が棲み付く可能性があり、糞尿で建物の衛生環境を著しく悪化させてしまいます!
カビや害獣に寄生するノミやダニ・糞尿は、アレルギー症状を発症させてしまい、湿疹・鼻炎・気管支炎などの症状が起こってしまいます。
また湿度が高く、カビによる悪臭などの不快な状態の中での生活を余儀なくされると、ストレスによって精神面でも脅かされる可能性があります。
建物に雨漏りが起こってしまうと、私達の体の様に自然治癒する事はありません。
だからこそ、雨漏りに気付いたら早期の修理が必要です。
何かの原因で建物外部に劣化や損傷が発生する事で、雨水が建物に浸入し天井にポタポタ雨漏りを引き起す一次被害の多くは一次被害では止まらず二次被害へと発展してしまう傾向があります!
雨漏りによって引き起こされる二次被害は、建物の資産価値を下げるだけではなく、住人の方々の健康被害を及ぼしかねないのです。建物の資産価値は工事を行う事で元に戻す事は出来ますが、健康被害は簡単にはいきません。
まずは、ご家族の皆さんで
【天井にシミはないか?】【クロスの剥がれがないか?】【カビ臭さはないか?】
を確認して見ましょう。
雨漏りの症状や異変を感じた際は、大切なご家族と建物を守る為にも専門の業者さんへ、また、台風・強風などの自然災害に遭われた場合は保険会社(建物・火災保険)にご相談してみてはいかがでしょうか。
▶【最新版】火災保険が適用される屋根工事
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane-kumamoto@dune.ocn.ne.jp
くまさんホーム株式会社
〒861-2234
熊本県上益城郡益城町古閑88−8


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